今日、5/1は労働者による権利を主張する日”メーデー”。
元々は春を祝うヨーロッパの祝日なんです!
五月祭(メーデー)
ヨーロッパ各地では、5/1に五月祭が開催され、メイ・ポールと呼ばれるツリーやモリスダンスと呼ばれる伝統的な踊りなどで春の訪れを祝います。
地域によっては、メーデーの前夜祭として4/30の夜にはワルプルギスの夜という儀式も行わます。
ワルプルギスの夜
ワルプルギスの夜はベルティネやベルテンとも呼ばれ、古代ケルトの文化が色濃く残る独特な儀式です。
インボルグやハロウィンのように大きなかがり火を焚いたり、ウィッカーマンと呼ばれる人形を燃やして悪霊を払い春の訪れを祝います。
このウィッカーマン。かつては家畜や人間と一緒に燃やしていたのだとか…!
また、ドイツなどでは魔女たちがサバトと呼ばれる集会を開くというちょっと怖い言い伝えも残されています。
非常に特徴的な儀式であり、様々な映画やドラマ、アニメ等の題材として取り上げられることも多いです。
五月祭
ヨーロッパ各地では、労働者の権利主張だけでなく春を祝う日としてメーデーが開催されます。
白い衣装と足元に鈴をつけた人たちが伝統舞踊であるモリスダンスを踊ったり、緑色のものを身につけたり(聖パトリックスデーみたい!)してメーデーを祝います。
棒を打ち鳴らすバージョンも!
そしてメーデーで欠かせない存在なのが、5月の女王メイクイーン。
若い女性の中から選ばれたメイクイーンは花の王冠をはじめとした衣装を身にまとい、メーデーの開催を宣言したり、パレードの先導やメイポールと呼ばれる柱の管理なども行います。
メイポールとは、春の象徴である様々な花やリボンで飾った木の柱です。
このメイポールの周りを囲んでリボンを持ち、踊りながら編み上げていくメイポールダンスと呼ばれる踊りも行われます。
なかなか複雑そうな踊りですが、きれいに編み上げていくさまは圧巻です!
ちなみに…
メークインというじゃがいもの品種がありますが、もともとはイギリス原産のじゃがいもで、五月祭の”メイクイーン”が名前の由来なんだそうです!
なお、猫の品種であるメインクーンはメーデーと関係ありませんのでご注意を!