アメリカSusato社の2種類のテイバーパイプ「Garland」と「Taboriole」について解説した動画を公開しました!
テイバーパイプってこんな楽器
テイバーパイプとは西ヨーロッパで中世から使われている片手で演奏できる笛です。
吹き口はリコーダー(またはティン・ホイッスル)と同じようなっており、息を吹けば誰でも音を鳴らすことができます。
イギリスでは、貴族の社交界でのダンス、村の踊り、大道芸として古くからテイバーパイプが親しまれてきました。
現在でもイギリスやフランスのカントリー・ダンスで演奏されており、また、バスクではtxistu(ティストゥ)と呼ばれ、バスク民族のアイデンディティとして大切にされています。
移民を通じてアメリカ、南米でも演奏されています。
テイバーパイプは金属やプラスチックや木の管に表面に2つ、裏面に1つの指孔が空いており、左手で吹きます。
左手首に小さな太鼓をくくりつけて、右手のバチで叩きます。
1人の奏者でメロディとリズムを演奏することができるため、音楽家の少ない環境でのダンスの伴奏に重宝しました。
なお、この太鼓のことをテイバー”tabor”と呼び、笛をパイプ”pipe”と呼びますので、厳密には笛と太鼓が一緒になって初めてテイバー・パイプとなります。
英語ではtabor pipeまたはpipe & taborなどと呼ばれます。
Garlandモデル
Susato テイバーパイプ ローG管 Garlandモデル
Susato テイバーパイプ ローF管 Garlandモデル