テナーバンジョー奏者の花村さんにケルトの笛屋さんで取り扱っているテナーバンジョーを試奏・レビューしていただきました!
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フラットトップ/アーチトップ … トーンリングの形状の事。概ねアーチトップの方が煌びやかさを抑えた硬質な音色で、立ち上がりが良いと言われている。
サスティーン … 音の発生後、音が途切れるまでの余韻を意味する。バンジョーのような弦楽器では弦を弾いてから音が消えるまでの余韻を指す。
Blarney テナーバンジョー (17フレットと19フレット)
フラットトップ。価格は抑えている分、豊かな音色とは言えないが、この価格帯にしてはサスティーンがあり、弾きやすさもある(音色に関しては使用する弦によって大きく変わる)。
初心者の最初の一本としてこれを選んでも、全く問題なし。必要な技術は手に入るバンジョー。
Blarney テナーバンジョー スタンダード(19フレット)
Gold Tone テナーバンジョー CC-IT
入門〜中級。フラットトップ。ネックが比較的細い。この価格帯にしてはそれなりの音はなるし、音の立ち上がりも良い。弾きやすく、サスティーンもある。割と早いフレーズもいける印象。入門用の性能としては充分。
Gold Tone 4弦 クリップル・クリーク・バンジョー CC-IT(ショートスケール)
Gold Tone テナーバンジョー IT-17
入門〜中級。フラットトップでオールドスタイルのテイルピース。コーンという柔らかめの音で低域から中音域がよく出ており、音量もある。ポコポコと古風な響きが好きな人にはハマる。伝統的な弾き方に向いている。セッションにも気軽に持っていけそう。演者は結構好きなバンジョーです。
Gold Tone テナーバンジョー IT250-F
入門〜上級。こちらもネック細めで独特な持ち感がある。アーチトップ。パーツは本格的なものを組み合わせておりずっしり。サスティーンの伸び、音の立ち上がり共に良く、パンチもある。弾きやすく、セッション、バンドまで幅広く活躍してくれそう。こちらは演者イチオシです。欲しい。
Gold Tone 4弦 テナーバンジョー IT-250 F(ショートスケール)
Clareen テナーバンジョー Special
初級〜上級。人気のクラリーン。19フレット、アーチトップ。クラリーンらしい華やかで硬質な音。このモデルは特に中高域が際立っている。多様な弾き方に対応している印象、汎用性は高い。