先日、アイルランド音楽に向いている入門向けボタン・アコーディオンとしてMcNeela社のWren(レン)をご紹介しました。
その記事はこちら。
今回は、もうちょっと予算がある方向けに、本格的な入門モデルのご紹介をします。
The Irish Bouëbe
それは、フランスのアコーディオンメーカーSaltarelle Accordions(サルタレリ・アコーディオンズ社、以下サルタレリ社)のThe Irish Bouëbe。
見慣れないアルファベットですが、ジ・アイリッシュ・ブーベーと読むようです。
英語の掲示板でも読み方については質問が出ており、「ボエイビー」「ブービー」という意見もありましたが、いずれにしてもカタカナにはできない音ですね。
Bouëbeとはスイスアルプスの方言で若いシェパードのことです。
B/C アコーディオンですので、半音違いのロ長調とハ長調とが1列ずつ並んでおり、これですべての半音がカバーできるという仕組みです。
アイリッシュではB/Cが一般的ですが、C#/Dアコーディオンを好む奏者もいます。
ボタンアコーディオンは押し引きで音程が異なりますから、ピアノアコーディオンよりも狭いスペースで広い音域をカバーできることになります。
動画を見つけました。音色が軽くて、素敵な演奏ですね。
楽器って、見た目も大事ですよね。
サルタレリ社のアコーディオンは、ナチュラルな木の外装で、ボタンも可愛らしいですよ。
他社もこのレベルのアコーディオンを販売していますが、よく比較されるCastagnari(カスタニャーリ社)よりも少しお安いようです。
サルタレリ社が販売しているBouëbeの上位機種はいくつかあり、違いはストップ(音色や音域を換える)のパターン数や左手の伴奏のボタン数です。
仕様は以下のとおり。
商品詳細
- 右手 2列、23ボタン、2音色、リードのストップ2
- 左手 1列、8ボタン、和音用には3つのリードが鳴り、3音鳴らしと2音鳴らしにスイッチ出来ます。ベース用には固定で常に2音が鳴ります。
- 大きさ 27.8cm*14.9cm*29.3cm
- 重さ 3.4kg
- ハード・ケースまたはリュック付き
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Saltarelle The Irish Bouëbe B/C アコーディオン [送料無料対象外](京都店から発送)
※京都店では試奏ができます。
ムービーギャラリー
Performance : Fumio Yoshida / 演奏:吉田文夫さん
Performance : Fumio Yoshida / 演奏:木村穂波さん