演奏活動や楽器店の経営をしていると、海外の楽器職人の目にとまることもあります。
数年前に韓国で木製ヘッドのホイッスルを作っているアナック・ホイッスルAnak whistleからサンプルをいただき、それがご縁となり、当店のお客様に何本か輸入代行をしたことがあります。
いま当店で取り扱っているロシアのアレクサンダー・カラヴァエフAlexander Karavuaevのティン・ホイッスルは、彼の日本のお客さんからの紹介です。
彼が日本での販路を探していることを日本のお客さんが伝えてくださり、サンプルをいただいたところ品質と価格のバランスが良かったので、売れると判断して取り扱いを始めました。
一通のメールがきっかけとなって数千ユーロの取引が生まれるのですから、彼にとっても「言ってみるもの」ですね。
ロシアの楽器工房Harmony flute
今回またキリル文字の送信者から1通のメールが届きました。
件名を見ると迷惑メールではないようなので開けてみるとロシアの楽器職人からで、試してもらいたいのでサンプルを送りたいとの連絡でした。
こういう営業は全然迷惑に思わず、むしろ光栄なことです。
工房の名前はモスクワのハーモニーフルートHarmony fluteで、職人の名前はパヴェル・ミラPavel Mirraさん。
ホームページは英語で書かれており、丁寧な解説と演奏動画があります。見ているだけでも楽しいですよ
製作している笛は多岐に渡ります。
- ホイッスル族:svirel, kalyuka, whistle, ネイティブアメリカンフルート
- オープンエンド型:samponio, quena, quenacho,尺八
- 横笛:Irish flute
- 斜め笛:kavale and shupelka
ひとつの工房でこれだけの笛を作っている工房も珍しいですね。
その中から興味のある笛を 4本選んで送ってもらうことにしました。
しばらくして小包が届きました
輸入業をして長いですが、海外からの小包を開ける瞬間は、いつになってもワクワクしますね。
笛はどれも黄色い柔らかくて軽い木でできていて、見た目が太く丸々としていて可愛らしいです。
そして、新しい木の良い匂いがします。
これだけで充分癒されます。
今回届いたのは以下の4種類。
ツイッターに載せた簡単な演奏動画を引用しますので、見てみてください。
ロシアの笛ではロシア民謡を吹いてみました。
Whistles D調 ashwood製 (トネリコのホイッスル)
http://harmonyflute.com/product/whistle-d-ash/
ティン・ホイッスルと同じ6孔の縦笛です。
Whistles D調 ashwood製 (トネリコのホイッスル)ティン・ホイッスルと同じ6孔の縦笛です。https://t.co/0KwYtn2fmm pic.twitter.com/dV3dR98GLz
— ケルトの笛 hatao (@hatao_flute) 2019年5月8日
Svirel D調
http://harmonyflute.com/product/svirel-d/
ロシアの縦笛です。詳しい解説はこちらにあります。
Svirel D調
ロシアの縦笛です。詳しい解説はこちらにあります。https://t.co/cVq0OcU3uF pic.twitter.com/rg8WUivAJ9— ケルトの笛 hatao (@hatao_flute) 2019年5月8日
Svirel A調 (裏孔付きモデル)
http://harmonyflute.com/product/svirel-a/
Svirel A調https://t.co/uaPH63d1Mr pic.twitter.com/pUIhOfgLFe
— ケルトの笛 hatao (@hatao_flute) 2019年5月8日
Kalyuka D調
http://harmonyflute.com/product/kalyuka/
いわゆる「オーバートーン・フルート」で、指孔がなく倍音で演奏します。
Kalyuka D調
いわゆる「オーバートーン・フルート」で、指孔がなく倍音で演奏します。https://t.co/PLN8A6ixYe pic.twitter.com/UAOPMrs0PQ— ケルトの笛 hatao (@hatao_flute) 2019年5月8日
ケルトの笛屋さん 京都field店にて試奏可能です!
内径や指孔がティン・ホイッスルより大きいためか、丸くて柔らかい見た目通りの音色がします。
これらのサンプル品は京都店に陳列しますので、試奏したい方はぜひ京都店にお越しください。
また、購入したい方は輸入代行にて対応しますので、下記「輸入代行について」をお読みになり、お申込みください。
それぞれ、だいたい2万円くらいです。