【ケルトの笛奏者の紹介】マット・モロイ

マット・モロイ

バイオグラフィー

マット・モロイ Matt Molloy(1947-)は、カウンティ・ロスコモン出身のフルート奏者です。

1970年代に本格的に演奏活動を始めて以来、アイリッシュ・フルートの演奏スタイルとアイルランド音楽の普及に多大な影響を及ぼしてきたプレイヤーであり、オフィシャルウェブサイトに掲載されているディスコグラフィでは、参加した録音作品の数は70以上にのぼります。この半世紀のアイリッシュ・フルートの発展史を語る上で欠かせない、最も重要なプレイヤーの一人です。

チーフタンズでの活動

ボシーバンドが解散すると、1979年にはフルート奏者のマイケル・タブリディMichael Tubridyの後任としてチーフタンズThe Chieftainsに参加します。

チーフタンズは、イーリアンパイプス奏者のパディー・モローニ Paddy Moloneyを中心として1962年に結成されたバンドで、1975年には演奏で参加した映画「バリー・リンドン」がアカデミー歌曲賞を受賞したことにより、大きな知名度を得ていました。

マット・モロイの加入後、バンドはさらに活動の幅を広げ、世界各国へのツアーと、現地の著名ミュージシャンとの共演により、アイルランドの音楽大使としての評価を確立していきます。日本へもこれまでに10度以上ツアーで訪れていて、アイルランド音楽の普及に大きな役割を果たしてきました。

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