【店長、ケルトの国へ行く】第14回:5日目 ノッティンガムへの大移動【はじめて長距離列車旅】

ライター:オンラインショップ 店長:上岡

ケルトの国へ行くシリーズについて
オンラインショップ店長の上岡さんが2017年にケルトの国々を旅した時の「旅行体験記」です!

「すみません、風邪を引いてしまったので、もう一泊泊めていただけないですか?」

「すみません、いまエディンバラなんですが、風邪を引いてしまったので、そちらのホテルを1泊分キャンセルしたいのですが、そのようなことは可能ですか?また、キャンセル料について詳細をお聞きしてもよいでしょうか?」

みたいな英語力は持ってないからね。

そんな流暢にしゃべれないし、仮にしゃべれたとしても、返事がたぶん聞き取れないから。

だから、ホテルの予約をごにょごにょするのはなしの方向で頑張りましょう、というのが店長の基本方針。

結局なかなか眠れませんでしたが、汗だけは滝のようにかいてたので、チェックアウトの時間には、なんとか動けるようになり予定通り、初めての長距離列車旅。

もうすっかり乗り慣れたバスに乗って、エディンバラに2つしかない駅のひとつ「エディンバラ・ウェイヴァリー駅」に行き、みどりの窓口的なところで切符を購入。(こちらはすんなり買えました)

電車の時間なんてまったく調べてなかったんですが(そもそもどうやって調べるんだ)、そんなに待たずに乗車。

って座席指定してないけど、電車のどこにも「指定席」「自由席」の表記がないんですが!

わたしはどこに乗ればよろしいでしょうか??

さすがに1等席に乗っちゃいかんことぐらいはわかるけれど、それ以外はよくわからん。

まぁ、ダメだったらダメって教えてくれるかなと、ビクビクしながらも適当に着席。

また例によって、スーツケースは入り口に置きっぱなしで、着席するシステム。

ああ、荷物から目を離してしまう…(でもみんな平気で目を離してます)

あわてて車内でググってみると、英国の電車は以下のようなルールだそうです。

  • 目的地までのチケットを買ったら、どんな行き方をしても、何時の便に乗っても問題なし
  • 2等席はどこに座ってもいいけど、予約がある場合は、椅子の上に「この席は予約されてます」カードが貼ってある
  • 電車のチケットも「片道(Single)」か「往復(Return)」か選べるけど、この二つはそんなに値段が変わらない(往復が驚異的にお得)
  • ちなみに買う時間帯によって、自動的に割引が適用されたりされなかったりする(オフピーク時は安いとか)
  • 電車によっては停車駅の案内が全くない
  • 案内はないけど、降り過ごして目的地より先の駅に行くと、違反で罰金を取られる(車内での切符販売はなし)

幸い今回乗った電車はフツーに次の駅の案内もあったので、特に緊張することなく降りられました。(3時間で4駅だけだったんで、間違えようがない)

まぁそんな感じで、1回だけ乗り換えて、4時間ちょっとの列車の旅は終了、ノッティンガムに着きました。

やっぱり、スコットランドは寒かったんだなと思えるぐらい、もう空気からあたたかい!ありがたい。

ホテルの受付のお姉さんに、翌日の(この旅の)メインイベント Jamie Smith’s Mabonのライブの場所について詳しく聞いたり、しんどくて手洗い洗濯(毎日の日課)がめんどくさいのでランドリーサービスをお願いしたりしてから、部屋へ移動。

発熱で汗だくなので、乾いた服に着替え、とりあえず今日を過ごすための食料と薬を調達に。

外で食べてもテイクアウト(外国ではテイクアウェイ)でも基本お肉が中心だし、しかもことごとく揚げられているので、今日はそういう食事を回避するためにも、市内観光ならぬ、市内 薬と野菜探しの旅。

薬局でのど飴や咳止めシロップなどを、スーパーでサラダとオレンジジュース、水をゲット。

さらに帰り道で市場があったので、そこでリンゴとオレンジを買ってホテルへ。

このノッティンガムのホテルが、すごい安いのに高級ホテルみたいな佇まいで、とっても快適。

熱が下がったというより、英国の風邪薬の効き目がハンパなかっただけということがわかり(切れてくると熱が上がる)かといってあんまり薬を飲みすぎるのもよくないので、まだ夕方ではありますが、今日の活動はこれまで。

とにかく自力で汗かいて熱を下げて明日のメインイベントに備えるんだ。