出典 Ortigueira’s Festival of Celtic World
わたしhataoは、いま韓国ソウルからこの記事を書いています。
今回は10日間、台湾と韓国を連続して旅行しているのですが、台北やソウルでも、日本と同じようにアイリッシュ・セッションが定期的に開催されていて、愛好家がたくさんいるんですよ。
今や世界中で演奏されているケルト音楽ですが、世界中から集まったケルト音楽バンドがその人気と腕を競うフェスティバルが、スペインで毎年夏に開催されている「オルテゲイラ国際ケルト音楽フェスティバル」です。
オルテゲイラって?
オルテゲイラは、スペイン北西部にある海に面したガリシア地方にある小さな港町です。
美しい海辺の景色と広いビーチ、タコや「亀の手(貝の一種)」などの海産物が有名です。
普段は静かな漁港なのですが、毎年夏に開催されるフェスティバルのシーズンは熱気に包まれます。
国際ケルト音楽フェスティバルって、どんなフェスティバルなのか気になりますよね。
そこで、スペインの公式観光局の日本語サイトを引用します。
1978年に始まってからこのフェスティバルは着実に国際的著明度を高め、今日では絶対に逃せない毎夏の予定となりました。ケルト音楽のほかにも、別々の舞台ではそれ以外のフォークミュージックや伝統音楽を聴くことができます。実力アーティストと若手音楽家が集まるこのフェスティバルにはまた、写真展示会、工芸品マーケット、ダンス講習会や楽団と扮装によるパレードなどの様々な企画が平行して行われます。
とのことで、ちょうど私が生まれた40年前から続いている、歴史と権威があるフェスティバルなんです。
今年は7月11日から14日まで開催されます。
野外ステージが熱い
出典 Ortigueira’s Festival of Celtic World
このケルト音楽フェスティバルには公式なゲストパフォーマーとして世界的に超有名なケルト音楽がバンドやアーティストが集まります。
名だたる演奏者たちが港の広場で明け方まで次々と交代しながら大音量でライブをするので、広場には何千人という人が音楽を楽しみに集まります。
私は2017年に行ったことがあるのですが、ビール片手にノリながら聴く人、踊りまくる人、自分の国の旗を振る人など、スペインらしくとても開放的な雰囲気でした。
ライブの様子はローカルテレビ局によって中継され、インターネットでも視聴ができます。
聴くのに疲れたら近くのバルで、地元の新鮮なシーフードを食べながら休憩もできて、まさしく楽園なのです。
コンペティションも!
そんな中でも特に盛り上がるのが、RUNASルナスという一般公開されたゲスト枠です。
これにエントリーして出場権を勝ち取ると、メインアーティストと同じ大舞台に立って、何千人という聴衆に音楽を聴いてもらうことができます。
RUNASはコンペティション(競争)になっていて、パフォーマンス後の審査員の評価によって、その年の1位が決まります。
この舞台で演奏すること、そして1位を勝ち取ることがアーティストにとっては大きなチャンスになるため、世界各地からエントリーされます。
日本からエントリー!
出典 Koji Koji Moheji ~official website~
今年、我が日本からはスペインの伝統バグパイプ「ガイタ」を操る「Yuki Kojima(KojiKojiMoheji)」さんが、自身のバンドでエントリーしています。
実は彼が挑戦するのは2回目となります。
前回は2017年にエントリーしました。
webでの人気投票をクリアしスペインの本戦に出場、チームで挑んだオルテゲイラの大舞台。
彼の見事なパフォーマンスに会場を埋め尽くした観衆が大盛り上がり!
その日の一番盛り上がったかもしれません。
スペイン語でのMCも堂々としていました。
しかし惜しくも2位という結果となりました。
一度出場すると翌年は出場権がないため、今回は満を持しての再チャレンジとなります。
今回は、このフェスティバルのために全バンドメンバーを入れ替えました。
オリジナル曲で挑むようです。
Yuki Kojima(KojiKojiMoheji)さんの悲願、1位をぜひとも獲ってもらいたいですね!
そのためにはまずwebの人気投票をパスしなければいけません。
今年は9バンドがエントリーしているのですが、強敵に苦戦している状況です。
こちらのページで他のバンドも含めてデモ音源を聴いて投票ができます。
人気投票は簡単です。
「Yuki Kojima(KojiKojiMoheji)」さんの意気込みが感じられるこちらのページを読んで、皆さんも「いいね」を押してください。読んで「いいね」までは1分でできるので、電車の中でもぜひ。
締め切りは20日なので急いで!
まとめ
開催前から熱く盛り上がっているオルテゲイラに今年も目が離せませんね。「いいね」は何度でも押せるようなので、日課として一緒に応援しましょう!