2019年9月16日~18日に東京でアイルランド伝統音楽・ダンスを愛好する学生のための日本最大級のイベント「ICF 夏の陣」が開催されました。
3日間のうち、17, 18日にケルトの笛屋さんスタッフの丸山が潜入取材しました。
前編では17日の様子を、後編では18日の様子をレポートします!
イベント概要
ICF(Intercollegiate Celtic Festival)は、アイルランド音楽やセットダンスの交流会です。
学生を中心に、全国からアイリッシュ好きが集結し地域・世代を超えて交流を深めるイベントとなっています。
出典 ICF – Intercollegiate Celtic Festival
第11回目となる今回のスケジュールは下記の通り。
- 9/16 1日目
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- ケーリー by Toyota Ceili Band
- ごはん交流会
- 9/17 2日目
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- ダンスクラス & 講師ライブ
- 楽器別クラス / 楽器別ギャザリング
- 交流会&セッション
- 9/18 3日目
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- 楽器別クラス / アイルランド音楽入門クラス / 自由利用部屋
- ケーリー by Necoze Ceili Band
- 打ち上げ
いずれもアイリッシュにたっぷり浸ることができる盛りだくさんなスケジュールです!
それでは早速、9/17 2日目の様子をご覧ください!
9/17 2日目レポート!
ダンスクラス
2日目最初のコースはダンス講習会♪
私は、寺町靖子さんが講師を努める中級者向けのコースにお邪魔しました。
※赤い靴下は女性の動きを、青い靴下は男性の動きを表すためのもので履き間違えたわけではないそうです(笑)
前半は座学でダンスについてお勉強。
カドリール、コティリヨンといったダンスはフランスの宮廷ダンスが起源なのだそう。
また、各地方ごとのダンスの特徴やダンスのポジションなどについても動画や実演をまじえてわかりやすく解説してくださいました。
後半はいよいよ実技の講習♪
まずは準備体操から!
肩や足など全身をしっかりとほぐします。
準備体操が終われば、ようやくダンスレッスンの始まり始まり。
動画や寺町さんの実演を参考に、ペアを組み替えながら踊って行きます。
体力の限界が近い中、皆さん楽しんで踊っていました♪
講師ライブ
ダンス講習会が終わると、豊田耕三さん・須貝知世さん・権藤英美里さんの3人による講師ライブが開催!
豊田さん曰く、ICFでの講師ライブが一年で最も緊張するライブなのだとか(笑)
最初は3人のセッションから始まり…
ソロでの演奏…
ハイレベルな演奏に皆さん釘付けです♪
あっという間に時間は過ぎ、午前の部は終了となりました。
楽器別クラス / 楽器別ギャザリング
お昼休みを挟んだ後は、「楽器別クラス / 楽器別ギャザリング」がスタート。
ティンホイッスルやフィドルの講習会、ギャザリングなど、自分の興味のあるコースを選んで参加するシステムです。
私は「楽器別クラス」の「ティンホイッスル入門 / 初級」講習会に参加してみました♪
講師は須貝知世さんと豊田耕三さんです。
ある程度ティンホイッスルを演奏できる人だけでなく、ティンホイッスルを初めて半年以内の人も多くいたため、まずは学びたいことをみんなで出し合いました。
その後、二部屋に別れて講習会がスタート。
私がお邪魔した部屋では、最初に須貝知世さんによる装飾音の解説を学びました。
カットやタップといった基本の装飾音のやり方や、クランという少し難易度の高い装飾音などを解説してくださいました。
特にクランについて「誰もがクランに苦戦する、いきなり早く動かさず丁寧に練習するのが大事」といったアドバイスも飛び出しました!
一通り装飾音を学んだ後は「Kesh jig」という曲を例題に、どこにどんな装飾音入れられるかを、実演を交えて学びました。
ここで須貝さんの講習会は終了。
参加された皆さんは、しばしの休憩タイムの間にメモをとったり…
自主練習をしたりと思い思いに過ごしていました。
休憩が終わると講師交代し、豊田さんによる講習会がスタート。
まずは自己紹介と簡単なセッションで緊張をほぐします。
一通りほぐれた後は、楽器を演奏する際の体の使い方を学びます。
二人一組になり、実際に体を動かして自分の体のクセを体感しました。
体の使い方を学んだ後は実際に演奏して変化を体験!
吹きやすさや音色・音量の変化に皆さん驚いていました。
交流会&セッション
2日目最後のイベントは「交流会 & セッション」!
まずは「Aチーム」や「Bチーム」など、アルファベット名がついた複数のグループが作られ、それぞれチームのみんなで自己紹介タイム♪
その後、「三択クイズ」というゲームが始まります。
ルールはとっても簡単。
- 自分についての説明を3つ作成する
- 3つのうち、1つだけ本当のこと、残りの2つはフェイクにする
- 本当のことを当てられたら負け
このゲームを各チームごとに行い、チーム代表を決めたら今度はチーム戦!
本当のことを当てたらポイントがもらえ、最もポイントが多かったチームが優勝です。
景品がもらえると聞き、一気にやる気が満ちる皆さん。
「二十歳で叔父になる」、「五歳の頃から神がかり的な晴れ男」などなど、どれも真実に思えるようなフェイクが次々飛び出すハイレベルなゲーム展開となりました(笑)
そんな難問を次々と正解し、見事優勝を勝ち取ったのはEチーム!
優勝賞品はアイルランドで購入したというショットグラスです。
2位に輝いたのはBチーム!
同じくアイルランドで購入したクッキーが授与されました。
ゲームが終了した後は、3部屋に分かれてセッションスタートです。
大人数でのセッションに…
こちらは少人数でのセッション!
こちらの部屋ではダンスも!
どの部屋でも、時間いっぱいまでセッションを楽しんでいました♪