ダスティ・ストリングスの渾身のハープ新製品「FH34S」が登場です!

ダスティ・ストリングスの渾身の新製品「FH34S」が完成し、3月25日にプレスリリースが出ましたので翻訳しました。34弦シリーズの中で最も軽量であることが特徴で、なんと8kgです。軽量でありながら全音域に渡りバランスの取れた楽器だそうです。家から持ち出したくなること、うけあいですね!

価格と注文方法は記事の最下部に記載しております。

仕様は以下のとおりです。

  • 34弦
  • 全単板 ……5種類の無垢材から選べます。
  • 全重量は約8kg (17.5ポンド) ※ウォルナット材、Lovelandレバーの場合です
  • スマートで小柄なステーヴバック(Ravennaのように背面が多面的になっている)
  • ラブランドレバーのフルセットが付属(カマックレバーはオプションで可能)
  • 5インチ脚の取り外し可能なスタンドが付属(8インチはオプションで可能)
  • チューニングレンチ付属
  • デラックスケース付属
  • ダスティ社からのコメントです。

    ついに最終の試作品が完成し、ハープの最新モデルの詳細を発表する準備が整いました! 完成までに23台もの試作品を作ることになるとは思ってもみませんでしたが、これは、軽量化とダスティらしさを維持するために、創造力ある頭脳でたくさんのアイデアを出し合った結果なのです。

    FH34Sはダスティ社の34弦ハープのシリーズでは最も軽量で、音は甘く暖かく、美しいバランスで、充実した低音とクリアで歌うような高音が特徴です。持ち運びも簡単で、ステージでも、リビングルームでも、治療のベッドサイドでも、パブでのセッションでも、同じようにくつろげる、柔軟性の高い、演奏するのが楽しいハープになりました。

    弊社が想定している質問

    Q:もっと軽くできませんか?
    A:はい、試しました。しかし、その結果、私たちが求めていた深み、音の反応、チューニングの安定性には遠く及ばず、さらに1オンスを軽くするためたけに、これらの特徴を捨てたくはなかったのです。

    Q:軽量化なら、木ではなくカーボンファイバーはどうでしょう?
    A:弊社では単板の音に惚れ込んでいるので、今のところ完全にカーボンファイバー製のハープを作る予定はありませんが、単板のデザインにあったカーボンファイバーを試す実験はしています。実用化するまでに、重量や音色、価格などにどのような影響が出るかはまだ分からないので、時期は未定ですが、ぜひ取り組んでみたいと思っています。

    Q:最軽量の素材は何ですか?
    A:FH34Sをウォルナット材でLovelandのフル・レバーをつけた時の平均重量は約8kg (17.5ポンド)です。ウォルナットの木は個体や部位により異なるので、重さは上記基準より約500g (1ポンド)前後異なる場合があります。カマックレバーのオプションを選択すると、約340g(3/4ポンド)加算されます。これから他の材での製作が増えれば、重さの範囲についてのデータがより多く得られますが、チェリーはウォルナットに次いで軽い木材でしょう。ブビンガとメイプルが最も重い材になります。

    Q:弦の間隔は?
    A:FH34Sの弦の間隔は、当社の他のハープとほぼ同じで、標準的な、あるいはコンサート用ハープの間隔と考えられている範囲内です。10cm (4インチ)のオクターブ幅を基準にすると、低音域のオクターブは11.62cm (4+1/16インチ)、高音域のオクターブは9.18cm (3+5/8インチ)となります。

    Q:弦のテンションは?
    A:中音と高音の弦は、他のFHハープよりも1ゲージ軽くなっていますが、すぐに慣れるでしょう。これなら音を割らずに強い音を弾くこともできますし、速いメロディーを弾くときに指が軽快に動かせると感じるかもしれません。全体的には、他のミディアムテンションのダスティと同等に感じるでしょう。

    Q:スタンドの高さの調節は可能ですか?
    A:取り外し可能なスタンドには5インチと8インチの2種類の脚があります。また、立奏でのスタンドも開発中ですので、後日お知らせします。

    Q:腕が短いので他のダスティFHハープでは最低音に手が届きません。こちらの方が演奏しやすいでしょうか?
    A:そう思います! サイズや形状はラヴェンナ34に似ていて、サウンドボックスの上部が狭く、全体的に心地よい丸みを帯びています。体にフィットして、手が届きやすく、居心地が良く抱きしめたくなるとさえ言われています。

    Q:私の愛機FH36Sと同じような音ですか?
    A:はい、でもスケールダウンしています。FH34Sは、ダスティハープの特徴である明るくきらびやかな音色と響きを備えていますが、FH36Sに比べるとサウンドボックスが小さく、全体の質量も小さくなっています。FH36Sがコンサートホールを埋め尽くすような大きく豊かな音色なのに対して、FH34Sはもう少し静かで親しみやすく、音と音の間の区別がはっきりしています。弾きやすさも抜群で、ダスティのハープ専用ピックアップマイクを装着すれば、コンサートホールでの音量を心配する必要はありません。地元のハープ奏者いわく、FH36Sは高級セダン、FH34Sは軽快なコンパクト・スポーツ・クーペとのこと。どちらも運転するのが楽しいですね。

    Q:FH34のような音ですか?
    A:似たような音の特性ですが、ステーヴバックのFH34Sはよりバランスよく穏やかで、スクエアバックのFH34はよりパワフルで突き抜けるような存在感があります。

    素材と価格(アメリカでのメーカー価格です。金額はお見積りします)
    サペリ: $5995.00
    メイプル:$6195.00
    ウォルナット:6295.00ドル
    フィギュアド・チェリー:6495ドル
    ブビンガ: $6595

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