11月5日は「ガイ・フォークス・デー」。
ガイ・フォークスという男が引き起こした事件を記念し、盛大に花火を打ち鳴らすイベントです。
どこかで見覚えのある仮面は、実はこの男と深ーーーーい関係があるのです。
ガイ・フォークスの仮面
エリザベス時代、イングランドの芸術は飛躍的に進化した。
古楽奏者に聞いたところ、女性がリーダーの時代は芸術がグンと伸びるんだって!すばらしい!
かのシェイクスピアはこの時代の劇作家だし、人気俳優や劇団、それに音楽なども含めて大いに盛り上がった。
ちなみにエリザベス女王の臣下によって、アイルランドにもジャガイモがもたらされ、一躍アイリッシュの主食になった。(アイルランドの土地と良く合ったんだね)
エリザベス女王が亡くなると、スコットランド王が次の王になった。
非常におとなしく、争いを好まない王様だったようで、大きな問題は起こらなかったけれど、それでも片付かない問題があった。
そう、宗教問題である。
国教会、ローマ・カトリック、ピューリタン(プロテスタントの過激派)の三つ巴の争いが続き、イライラも頂点に達した頃、ガイ・フォークスという男が国会議事堂(あのビッグベン)を爆破する計画を実行した。
結局それは直前で見つかり、捕まってしまうんだけれど、この事件を記念して(陰謀を未然で防いだことを祝うそう)毎年フォークス記念花火大会ってのが開かれている。(映画「Vフォー・ヴェンデッタ」がわかりやすいです)
この、変なマスクは「ガイ・フォークスの仮面」で、陰謀めいたことを象徴するアイテムなんだとか。
なんだか色々ありすぎて、イングランドの王様もブチ切れてしまった。
「おうおう、てめぇら、国教会に宗旨替えせんかったら、全員沈めんどぉぉ!」的な感じで、本気で怒り狂ったもんだから、さすがに焦って、みんな船に乗り込み島から脱出、その先でなんか広めの土地を手に入れた。
そして、ニューイングランドと名付けたんだって。
そう、もちろんアメリカだね。(今もあるよ、アメリカのいっちばん右上)
紀元1620年ごろの、「おいケルトはどこいった?」的なお話。
関連映画:「恋に落ちたシェイクスピア」「Vフォー・ヴェンデッタ」