今週末は「セント・アンドリュース・デー」!
アイルランドの「セント・パトリックス・デー」に対して、スコットランドでは「セント・アンドリュース・デー」という祝祭日があります。
他にも「セント・ジョージ・デー」など、キリスト教にまつわる守護聖人を称える祝祭日がいくつもあります。
守護聖人、なんでしょう、このファンタスティックな響き。
でも一体なんのことなのか、フワッとしかわからないので、ここらで調べてみました。
守護聖人は兼任制
まずはじめに、聖人ってなんだろう。
ここではキリスト教の話だけれど、その生涯の中で何かすごいことをやってのけたり、その布教活動の中で殉職したり、奇跡を起こしたり… そんな頑張った人を、「ほんと天使のような人だよねー、マジ聖人ってカンジー」と教会が認定することで、聖人になることができるんです。
で、そんな聖人たちの中でも、特定の地域、国や文化に関わりが強い人、例えば一からキリスト教を広めた聖人なんかが、それぞれの担当の「守護聖人」も兼任する感じ。(この人は聖人です、あ、あと警官の聖人でもあります、みたいなノリ)
有名どころでは、戦国時代に日本へ布教にやってきたザビエルさんは、実は日本の守護聖人。(この人は中国ほか7カ国の守護聖人を兼任!)
聖パトリックデーを大々的に祝うアイルランドの守護聖人は、もちろん聖パトリック。
イングランドは聖ジョージ、スコットランドの聖人は聖アンドリュー、ネギおじさんこと聖デイビッドはウェールズの守護聖人、コーンウォールは聖ピラン、ブルターニュは聖アンナなど、国の数だけ守護聖人もいる模様。
そんな聖人たちは地元の人たちに愛されていて、その土地土地の文化や芸術に深く影響しているんだね。
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