【輸入代行のご感想】Steffen Gabriel氏のフルート

「ケルトの笛屋さん」では楽器の輸入代行サービスを行っております。

日本では手に入らない珍しい楽器や日本に代理店の在庫がない楽器でも、確実にお手元にお届けします。

代金は輸入が成功してからの支払いですので安心してご注文できます。

今回はドイツのフルート職人ステファン・ガブリエルSteffen Gabriel氏に、世にも珍しいピンク色の8キー付きアイリッシュ・フルートを注文製作するお手伝いをさせていただきました。

ガブリエル氏との取り引きは初めてでしたが、優れたフルート奏者でもガブリエル氏はバンド”TRASNÚ”で知っていましたので、現物を見る前から品質の高さには信頼がありました。

ガブリエル氏のホームページ

お客様からご感想をいただきましたので、ご紹介します。

アイリッシュフルートのすらりとした印象の中、バレル部分の瘤が良いアクセントになっており、メリハリのある外見となっています。

木材はピンクアイボリーで作られ、奇麗に磨かれている中、ご好意でつけて頂いた スターリング・シルバーが目立ちます。

この外見はこちらの要望を完璧に答えて頂いた結果です。

かなり見た目にはこだわりました。

親身にして頂き、これからも製作をお願いしたくなる出来でした。

選べる木材はブラックウッド、モペイン、オリーブの三種類から選べます。

また、頭部管の装飾もそれぞれの木材を選ぶことが可能です。

私の場合は在庫にもよりますが、オリーブ、モペイン、アフリカン・ブラックウッド、少量のボックスウッド、ボコテ、コロマンデル、マカッサーエボニー、ブラジリアン・キングウッドを提示していただきました。

このフルートはブラックウッドを二重にはめ込んだものです。

キーについても、 ブロック・マウンテッドとポスト・マウンテッドを選べます。

作り方はルーダル&ローズスタイルのようです。

キーも C. B/ A#. G#. F (long). F (short). Eb / D# C sharp ( low ). C ( low )の8 個のキーをつけることができます。

ガブリエル氏のフルートは 、カスタマイズの幅を最初からある程度提示しています。

私の場合はそこに、木材、楽器の形、シルバーリングの幅等を細かく注文しました。

どのようなフルートが欲しいのか外見から考えるときにおすすめです。

演奏に関してですが、 指孔は抑えやすく、音も出しやすいです。

低音の響きがよく、指の平に音のうねりが感じられます。

高音も苦労することなく出せるので初心者にも安心です。

音は重厚感があり、素直な印象です。

低音DからDへ音が上がるときもスムーズで、演奏がしやすいフルートと言えるでしょう。

キーの操作はあまり慣れていないのですが、息漏れ等異常はありませんでした。

また、他のキー付きを演奏したことがないのでわかりませんが、low Cのキーを押したとき、low C# のキーも同時に押したほうが鳴りやすかったのが気になりました。

自分の吹き方の問題なのですがlow Cの音は小さく音自体が鳴りにくい印象です。

これは個人差と技術が無いのが問題だと思いますので、軽く記述しておきます。

総評としては、非常に満足が行く買い物であったといえます。

楽器は高い買い物であり、一生ものです。

だからこそ、こだわりが全面に出た買い物でした。

hatao様には英語の翻訳やフルートのアドバイス等を頂き、非常に助かりました。

この場を借りてお礼を申し上げます。

また、これを読んでくれた方に最高の笛に巡り合えることをお祈りいたします。

今回のお客様はデザインに対して細かで厳密なご要望がありましたので、職人に丁寧にお伝えしました。

職人のガブリエル氏は図面を製作してお客様へ確認を求めてくださり、正確なコミュニケーションを重視する姿勢が感じられました。

実際に届いた品物は大変美しい、トップ・クラスの品質のアイリッシュ・フルートでした。

私自身も1年間のやりとりを通じてガブリエル氏と信頼関係を築くことができ、フルートの購入を検討しているお客様に自信をもって推薦できる職人として、これからも長くお付き合いすることになりそうです。

当店では輸入代行サービスによりハンマー・ダルシマー、ハープ、バグパイプ、中世楽器など多数の楽器を輸入した実績があります。

手数料の割合は商品価格に応じて代わり、高額な楽器ほど低い割合の手数料で輸入ができます。

輸入代行をするメリットや手数料についてはこちらをご覧ください。

輸入代行について

見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

関連記事

https://celtnofue.com/blog/archives/5110
https://celtnofue.com/blog/archives/6751