【初心者が自力で調べる楽器の話シリーズ】第3回:バグパイプ その2「小型無人機?」

みなさんこんにちは、全楽器・ケルト音楽初心者代表のビギ丸です!

前回の記事で歴史はわかったので、次は楽器の構造を見てみましょう。

【初心者が自力で調べる楽器の話シリーズ】第2回:バグパイプ その1「和訳したらカバン管」

さっき描いた図は確実に間違っています。

調べてみるとバッグには最低でも3つの棒がささってるっぽいのです。


(3)のドローン画像出典 pixabay

  • (1) 息を吹き込むやつ(ブローパイプ)
  • (2) リコーダーの指を押さえるのと似たようなやつ(チャンター)
  • (3) ドローン…!?

1と2はわかりやすいですが、急に超最新技術が出てきましたね、ドローン。

もちろん、あのドローンではないですので、まずは英和辞書を引いてみました。

Drone(ドローン)には雄バチ、小型無人機、怠け者などの意味のほかに「低く続くブーンという音」という意味がありました!

なので、この場合のドローンはこの「低くブーンという音」を出すためのものでした。

ビギ丸の素朴な疑問「なんのためにブーンって音が必要なんだろう?」

ちょっと調べてみましたが、すごーく昔から人類は音楽が好きなんです。そして、演奏する楽器(骨を笛にしてみたり、動物の革をピンと張って太鼓にしてみたり)もいろいろ考案して、踊って歌って、そういうことがとても大切なんです。(今でもそうですよね!)

で、やっぱりみんなで演奏するのがいい! 音色は単音よりもハーモニー(複数の音)があった方がテンション上がるやん? なんか神聖な感じするやん? という強い「思い」があった、というのがポイントっぽいです!

そしてバグパイプは単品の笛(骨でできたリコーダーみたいなもの)より、息を貯めておくバッグがあるので、音が鳴るやつさえくっつけたら、ひとりでもハーモニー奏でられるがな、という発想になった、と思うわけです。

こうして、ひとりなのに、笛なのに合奏しているようなハーモニーが演奏できるバグパイプ、もとい「カピバラっぽい名前のやつ」は中東・ヨーロッパで人気を博したというわけです。

ちなみにローマ帝国の皇帝ネロ(映画グラディエーターでいつもイライラしてた皇帝くん)もバグパイプを演奏してたと考えられてます(ネロさんは芸術家気取りだった、なんて皮肉を言われたりしていたそうですが、自称パイパーだったのかもしれません)。

そんな芸術肌のネロさんが、戦場でもバグパイプを吹いて兵士の士気を上げるが良い、と提言されたとかいう記録もありました。(ほんとかな)

ちなみに(おそらく)ローマ帝国によってイングランド経由でスコットランドやアイルランドにもたらされたバグパイプは、すぐに人気になります。

なんですぐに人気になったのかは、明確にはわかりませんでしたが、キリスト教徒(教会に通うカトリックの人たち)が多い土地柄、教会での荘厳な演奏にぴったりだった、しかも超高額であろうパイプオルガンのような音色が、単体の楽器で出せることがクリスチャン市民たちのハートをキャッチしたという説があって、それはたしかにありそうだなと思いました。

ちなみに、スコットランドで定番のグレートハイランド・バグパイプ(ハイランドは高地の意味、なので意味としては偉大な高地のバグパイプ)はドローンが3本ついていますが、このドローンの数は1500年代ごろに1本だったドローンが2本になり、その200年後ぐらいに3本になったという記述が残っています。(なんでかはわからなかったけど、昔のものより音程が正確に得られるようになって、きちんと和音を演奏できるようになったのかしら)

もうすこし続きますが、次回でバグパイプ編は終わりです!