ブルターニュのフルートの伝統(2)演奏者

ライター:hatao

今回はブルターニュのフルートの名手5人を紹介していきます。

Spotifyでもたくさんのアルバムが見つけられますので、ぜひ深掘りしてみてください。

前回の記事はこちら

ブルターニュのフルートの伝統(1)歴史

Jean-Michel Veillon

まず筆頭にあげなくてはいけないのは、ジャン・ミシェル・ヴェイヨン氏です。1959年生まれ。ブルターニュ音楽のフルート演奏スタイルを確立した第一人者で、Kornog、Pennou Skoulm、Barzaz、Toud’Samesといったバンドで活動するほか、Alan Stivel、Dan Ar Brazとのコラボも多いです。

ギタリストのイヴォン・リオウYvon Riouとは長年デュオのスタイルで活動しており、CDを4作発表しています。2017年に来日して各地でコンサートに出演しました。

Jean Luc Thomas

ジャン・リュック・トマはフルートでブルトン音楽、アイルランド音楽を中心に、世界の様々な音楽を演奏します。

例えば南インドのフルート奏者とのMagic Flutes

マリの音楽家とのSerendou

ブラジルの音楽家とのKerlaveo

などがあります。

Sylvain Barou

筆者と同じ1978年生まれのシルヴァン・バルーは、ブルターニュ生まれではありませんがブルターニュを代表する奏者です。10代でアイルランド音楽の演奏を始め、その頃から素晴らしい腕前だったのですが、ヴェイヨン氏のレッスンに通いブルターニュ音楽も演奏をするようになります。

フルートの他にイリアン・パイプス、バーンスリー、カヴァル、ドゥドゥクなどを演奏します。演奏ジャンルも幅広く、東欧、中近東のレパートリーも得意としています。アイルランド音楽の演奏家としても人気があり、多くのCDを発表しています。2018年に来日ツアーをしています。

Erwan Hamon

バンドHamon Martin Quartetでの活動で知られるエルワン・アモンも1978年生まれ。ボンバルド奏者でもあります。アイルランド音楽は演奏せず基本的には伝統音楽を演奏していますが、2022年にはウード奏者Yousef Zayedとのアルバムを発表しました。

Erwan Menguy

ビニウ、ボンバルドの奏者でもあるエルワン・マギは、アイルランド音楽の優れた演奏者でもあります。


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