【店長、ケルトの国へ行く】第26回:13日目 ウェールズ人の生活博物館【恩人イオロォさんとお出かけ】

ライター:オンラインショップ 店長:上岡

ケルトの国へ行くシリーズについて
オンラインショップ店長の上岡さんが2017年にケルトの国々を旅した時の「旅行体験記」です!

今日は、昼から「聖ファガンズ・ナショナル・ミュージアム・オブ・ヒストリー」、別名「ウェールズ人の生活博物館」というところに招待いただいて、そちらに向かいます。

こちらは市内からバスで40分ほどのところにある博物館なんですが、バスや電車の時間をフィーリングに頼って、痛い目に合ってるんで、今回はApple Map先輩ご指導の元、乗るバスをあらかじめ把握して、その時間の少し前にバス停に到着。

時刻通りにバスが来たので、今回は行き先指定の往復券を購入!普段のバスチケット料金に比べたら、距離の割に安い!

往復=お得ってのは英国の一般常識みたいですね。

さて、目的地に到着したところで、バスの運転手さんが「この博物館から出る最終バスは16:00だから注意しなよ!」とのこと。

相変わらず終電早いなー、と思いながら、これを逃すとシャレにならないので、きちんと覚えておく。

さて、こちらでJamie Smith’s Mabonのパーカッショニストのイオロォさんと待ち合わせ。

この博物館はすごい見所がたくさんあって、イオロォさんに誘っていただいたんです!

さっそく再会を果たして、全力で感謝を伝えます。

この博物館は、屋外に様々な時代のウェールズ人(高貴な人たちじゃなく、一般的な人たち)が生活していた環境が再現されていて、本当に興味深い博物館でした。

すごく面白かったのが、家が何軒も連なっている一列の住宅地みたいなゾーンでは、手前の家から順々に、時代が40〜50年ずつ古くなっていく、という趣向のもので、ウェールズ人がどういった環境の中で歴史を重ねてきたかが体験できる、すごく凝った作りになっていました。

また炭鉱夫が集まって騒いだホールや、雑貨店なども再現してあり、実際にそこで買い物もできます。

この日も異常気象は続いていて、もう37度とかになっていたので、そのホールで休憩していろいろ話をさせてもらいました。

ウェールズ音楽についてや、Mabonのこと、日本のケルト音楽事情や、ウェールズの音楽事情、おすすめのアーティスト、ウェールズの生の歴史など、二時間近くお話させていただいて、自分の英語力がもう少し高かったら、インタビュー記事にさせてもらえばよかった!と思えるぐらい充実したケルト話を聞かせていただきました。

それにしてもお忙しい中、ただファンですと日本からやってきた店長に、こんなにたくさん協力&時間を割いていただいて、そのおもてなし精神に感動してしまいました。

ほんと、今回の旅行の感想を一言で表すとしたら、それは「イオロォさん」で決定です。

さて、そんなイオロォさんと別れて、無事に最終バスに乗って市内へ戻ります。

ちなみに夕方4時の最終バスに、相当数のスタッフも乗っていた模様なので、仕事の終わる時間はやっぱり日本よりも早いよね。

昨日、博物館に行った時に、すごくいい感じの公園を見つけていたので、バーガーキングでセットを購入して、公園へ移動。

もはや定番の芝生で晩ごはんです。

晩ごはん時といっても、この時期はまだまだ太陽が高い位置にあるので、本当にたくさんの人が芝生でくつろいでいます。

そんな中、食べ物の残り(どうもグレープフルーツの皮に見える)を大量に放置して帰った、マナーの悪い人たちがいて、なんだよーと不愉快な感じになっていると、大量のカモメが急降下してきて、ものの30秒ほどですべて掃除していってくれました。

なるほど、食べられるものなら、放置していってもこうやって芝生はきれいに保たれるんだなと、ウェールズ式清掃法のユニークさに感心してしまいましたとさ。