中古ハープにアンチエイジング・キットを使ってみた話

中古楽器は、見た目がきれいかどうかで印象が大きく変わります。ヤフオクやメルカリで中古品を買うときに見た目がきれいかどうかが一番見るポイントですし(逆に言えばそこしか判断基準がないのですが)、出品する立場としても、ひと手間をかけるかどうかで売値が大きく変わりかねないので、大事にしたいところです。

先日、中古の小型ハープを引き取りました。2人の所有者を経た楽器で、製造年についての情報がわからないのですが、大きなキズはないものの、それなりに使用感があります。売りに出すからには、しっかりと手入れをして次の方に引き継ぎたいものです。

そこで、当店で販売しているDusty Strings社の木製楽器用アンチエイジング・キットを実際に使ってみました。

中身は「チベット・アーモンド・スティック」という家具補修用クリーム、埃を取るブラシ、メガネやガラスを拭くのに使うような布、英文説明書、専用ポーチからなっています。

まず木の溝やレバーの間の埃(ほこり)を払うのにブラシを使ってみました。これ、よく埃が落ちるのは良いのですが、毛がポロポロ抜けるのです^^; かえって周りが散らかるような(笑)。ホームセンターのペンキ塗り用のハケとか、100均のブラシでも全然問題なさそうです!

そしていよいよ肝心の「チベット・アーモンド・スティック」を試します。

これ、輸入時に通関業者に「成分表を出せ」って言われて難儀した代物です。アメリカのメーカーのホームページには「秘伝のレシピ」と書かれており、包装容器にも成分表記がなく、「食品でないのにそこまで必要ですか?」と議論したという裏話があります(笑)。あまりにもお役所主義的でイラっとしたのですが、結局は国内の似た製品を探して調べて、「顔料、油脂」で許可が降りました。

このクリームは、本来はフローリングや家具の傷を目立ちにくくするためのものです。ヘコミや欠損には役に立ちません。これをひっかき傷に塗ります。すると…!なんということでしょう。細かい傷が(遠目には。目を細めると)見えなくなりました!

もともと目立つ傷はないのですが、思いつく場所に次々と塗っていきました。最後にクロスで磨いて終わりです。指紋や油汚れが落ちて、きれいな姿になりました。

「チベット・アーモンド・スティック」は日本では手にはいりませんが、正直な感想として、ホームセンターで似たようなものが手に入りそうですし、ロゴ入り専用クロスやポーチで付加価値を上げただけの商品なのでは……という気がします。当店で材料を集めたら、2000円くらいで販売できそうです。

あと、アンチエイジング=若返りというよりは、劣化したところを隠しているだけなので、お化粧セットではないでしょうか(汗)。でも、結果的にはきれいになったので、効果はあったということで、満足です!

最後に、このアンチエイジング・キットよりも金属磨き「ピカール」の威力が凄まじかったです。錆びてくすんでいた硬貨の部分が、ピカピカになりました。

商品詳細はこちらです!

Dusty Strings アンチエイジング キット