【ストリーミングで見つけたケルト&北欧トラッド系音楽 vol.11】スコットランドの作曲家で笛奏者 Hamish Napierの“Railway”


出典 Amazon Music Unlimited – Hamish Napier

ライター:hatao

ケルトの笛のhataoが、Amazon Musicで見つけた興味深いケルト&北欧トラッドをご紹介する連載。

新譜・旧譜問わず、良いなと思ったものを選びます。

Hamish Napier “Railway”

第11回目はスコットランドの作曲家で笛奏者 Hamish Napierの2018年作品“Railway”です。

ケルトの笛のhataoが、Amazon Musicで見つけた興味深いケルト&北欧トラッドをご紹介する連載。新譜・旧譜問わず、良いなと思ったものを選びます。

第11回目はスコットランドの作曲家で笛奏者 ハミッシュ・ネイピアーHamish Napierの2018年作品“Railway”(鉄道)です。

まずハミッシュについてはお話します。彼はグラスゴーで天文学と音楽で学位を取得、奨学金を得てアメリカ・ボストンのバークリー音楽大学にピアノ専攻で1年間留学します。帰国後はグラスゴーの王立学院 Royal Conservatoire で音楽講師を6年間務めました。

フルート、ピアノを演奏し、作曲家でもある彼は、バンド Back of the Moonで各国をツアー、またグラスゴーのCeltic Connectionではバックバンドの常連メンバーでもあります。

詳しい履歴についてはこちらをご覧ください。

https://www.hamishnapier.com/biog/

本作は、スコットランド北部ハイランドの出身の彼が17年間グラスゴーに暮らしたのちに故郷であるストラススペイに移住した経験から生まれた、すべてオリジナル曲の作品です。

ロス・アインスリーRoss Ainslie(バグパイプ)、パッツィー・レイドPatsy Reid(フィドル)などスコットランドの最前線で活躍する優れた伝統音楽家をゲストに迎えており、スコットランド音楽の現在を聴くことができるアルバムになっています。

本作に関連して、The River、The Woodsというシリーズ作品も素晴らしいので、ぜひ探してみてください。Bandcampはこちらです。

https://hamishnapier.bandcamp.com/

スコットランドの湖と森からインスピレーションを受けているとのことです。

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