
ライター:オンラインショップ 店長:上岡
日本でも近年話題になることもある菜食主義。ベジタリアンとヴィーガン、あとペスカタリアンとか、もうちょっと種類があるんですが、せっかくなので、用語から調べてみたいと思います。
ベジタリアンというのは、カテゴリの名前みたいなもので、ベジタリアンの中にヴィーガンもペスカタリアンもあるんだと思ってます。
で、一般的にベジタリアンと言ってヴィーガンとは区別される方々の特徴は「植物性の食品と、乳製品や卵を食べるタイプ」とされてます。なので、「お肉は食べないよ」ってことでしょうか。
ヴィーガンはもっと厳しくて「動物性由来のものは何も食べないよ」ってことだと思います。(中には動物由来の製品も使わない方も多くいらっしゃると聞きます)
そしてペスカタリアンは、魚は食べるバージョンのベジタリアンです。昔の日本食文化はこのペスカタリアンに近そうですね!
ちなみに「なんでお肉食べないの?美味しいじゃん?」って思われる方もいらっしゃると思いますが、ベジタリアンになられた理由にも(おそらく)いくつかの傾向があって、単純に動物性の食品が嫌いってパターン、動物がかわいそうってパターン、そして環境問題の改善に取り組みたくてはじめられるパターンが多いと思います。
なんで環境問題に肉が関係するの?と思われる方がいるかもしれませんが、これは環境破壊の大きな大きな要因になっていたりするので、よければ「畜産 環境問題」とかで、ちろっと調べてみてください。(主に超巨大企業による、え?スターウォーズ?みたいな規模の無茶苦茶な畜産業が大きな問題になっているんです)
まあそういうことはぼんやりしか知らないっていう方でも、近年の気候の変化は目に見えて異常ですから、気候変動や環境問題に対して何かできることをしたい!という方がベジタリアンやヴィーガンになることも増えているんじゃないかと思います。
さて、日本での話をすると、ベジタリアンはまだしも、ヴィーンガンになろうと思うと本当に難しいですよね。
店長はよく料理をするんですが、和食を作る時は「お出汁」がとっても大事です。そのお出汁にはだいたい、何かしらのお魚さんが入ってますので、お味噌汁やうどん、そばなど、出汁を使ったものが食べづらくなります。(自分で作る時は、こんぶ系の出汁を使えば良いんですが、お店だと何の出汁を使ってるか確認するのが大変そう)
最近はヴィーガンレストランが日本にも増えた、と言われてますが、少なくとも店長の近所では一度も見かけたことがありません…
さて、話がやっとフランスに戻ってきましたが、フランスのちょっと大きめのスーパーに行ったんです。そしたら、お菓子などの食品、化粧品の多くの値札に「この商品はヴィーガンの人もOK」という大きめのマークが書いてあったんです!
また、冷凍食品コーナーにもたくさんの「ヴィーガンOK」マークがあり、その中には、どう見てもコロッケ、チキンナゲット、ウィンナー、ハンバーグ、チーズにしか見えない製品にも「ヴィーガン」マークが書いていました。

もし、近所のスーパーでこれだけ豊富なヴィーガン食をゲットできるなら、話が変わってくるじゃないか、なんて思いました。
友だち曰く、フランス近郊にこういった普通の食事に見た目も味も食感も似せた食品をたくさん作ってる会社がたくさんあるから、自分は恵まれている、ということだそうです。
