リズムを取る時、足踏みする!? or しない!?

吹奏楽経験のある方は、「足踏みでリズムを取るのはご法度」と教わった方もいらっしゃるかと思います。

では、アイリッシュミュージックの場合はどうなのでしょうか。

アイリッシュミュージックでの足踏み

実は、アイリッシュミュージックの場合はむしろ足踏みでリズムを取ることが多いのです。

拍を刻むように足踏みをするのは、アイルランド音楽家にとっては音楽の一部と言っても過言ではありません。

その方法にはきまりがなく、左右どちらの足でもつま先でもかかとでもかまいません。

足踏みをすることが重要なのではなく、脚、脊髄、呼吸、頭といった体全体をリズムに合わせて動かすことが、足踏みに現れているのです。

一方で、足踏みのリズムが合っていなかったり、あまりにも激しく大きな音であれば、周りの人に耳障りな雑音となり、演奏にも悪影響を与えてしまいます。

もし足踏みをするのが不慣れでぎこちなくなってしまうのでしたら、無理に足踏みをする必要はありません。

足踏みをしない素晴らしい演奏家もたくさんいます。

ダンス音楽の演奏において最も大切なのはリズムですので、リズムを向上する助けになるような足踏みをしましょう!