hataoが愛用している笛ケースのこと

ライター:hatao

ジャンルを問わず、笛吹きの共通の話題として「どんなケース使っている?」というテーマがあります。

フルートやサックスなど一般的な楽器では考えられないことなのですが、ケルトの笛、つまりティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルートではケースが付属していないこともしばしばあります。

それでは困るので手先が得意な人は自作をしたり、そうでない人は他のジャンルの笛ケースで代用したりします。

オカリナを除けば笛は筒状の形で、ケースは共通で使うことができるからです。


▲上からケーナ、リコーダー、中国笛のケース

でも生地のテイストが自己主張しすぎて、まるで中身がケルトの笛には見えないですね(笑)。

こうして1本単位であれば適当なサイズの笛ケースで代用して済ませられるのですが、ライブで何本もの笛を持ち替えて演奏するとかフルート用のハードケースも加えると荷物がかさばってしまいます。

身軽さが身上の笛吹きなのに、これでは本末転倒です!

そこで、私が愛用しているケースをご紹介します。

それは台湾の長安楽器で企画・販売しているエナメル製の笛ケースです。

二胡用ケースと笛ケースの2つの形があります。

旅行先の台北で見つけて惚れ込んでしまい、以来このケースに笛を詰め込んで各地に演奏旅行に出かけています。

このケースはローB♭管のフルートならつないだまま余裕で入れることができるほどの長さがあります。

余裕のある長さだけでなくスロットも多く9本あり、内側のポケットにはチューナーなど小物が、外側にはポケットにはCDが入れられます。

素材はエナメル製で防水性があり、汚れや擦れに強く、もう10年近く利用しているのにまったくくたびれません。

きっとこれからも愛用し続けると思います。

このケースは2本だけ輸入して売り切ってしまったので在庫がありませんが、これから輸入するとなると2万円台かと思います。

ご興味のある方はお問い合わせください。

たしか赤色と黒色とがあったはずです。

なお、このケースともう少し小型の台湾製の笛ケースは、京都店でまったく売れなかったのですが、スウェーデンの笛吹きヨーラン・モンソンさんに1つプレゼントしたところ気に入って、買い占めてくださいました。

やっぱりこのケースが似合うのは尋常じゃないほどの笛好きしかいないのかもしれません!?