低価格帯コンサーティーナのボタンが固い問題の原因と対処法

弊社で1台だけ仕入れて販売したアイルランドMcNeela製のSparrowイングリッシュ・コンサーティーナで、すべてのボタンが固く押しにくい問題がありました。一度すべてのボタンを押し込むと演奏できるようになるのですが、時間が経つとまた戻ってしまいます。

開腹して点検しましたが、ボタンやアームがフレームに引っかかっている様子はありません。しばらく観察してみて、原因がわかりました。

白いボタンとゴムが化学反応を起こして、プラスチックが溶けて「糊」のような粘着質な物質に変わり、はみ出していたのです。

このゴミがボタン孔にくっついていたのでした

SparrowやMcNeelaのWrenと同じデザインの弊社で取り扱っている中国製のコンサーティーナでも、スペア用に取り寄せたボタンとゴムが溶けてくっついてしまう問題が起こっていたため、間違いがないと思われます。

そこで、Sparrowの両方のカバーを外してボタンを一つ一つ取り出して、溶けてはみ出た部分を指ではがしたところ、この問題は改善しました。

弊社ではSparrowは1台のみで販売を終了しましたが、弊社で販売中のイングリッシュ・コンサーティーナとFurzeアングロ・コンサーティーナでは同じ部品を採用しているため、もしこのような問題が発生した場合は、ボタン周りの清掃点検をしてみてください。

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