袋にたくさん笛が刺さっている不思議な楽器「バグパイプ」。実はたくさんの種類があり、その数なんと100種類以上とも言われています。本シリーズでは、そんなバグパイプについてご紹介します!
ノーサンブリアン・スモールパイプス Northumbrian Smallpipes
イングランド北部で演奏される、バグパイプ類に属する楽器です。
他のバグパイプとは異なる珍しい点は、チャンター(メロディを演奏する管)の先端が閉じられていることです。これによって、指孔を完全に閉じた時に空気がどこからも漏れなくなることから、音を止めたり、スタッカートに演奏することが可能となりました。
音量が大きなバグパイプ類の中にあってこの楽器は音量は小さめで、フルートやヴァイオリンなどともよく溶け合い、室内で演奏するのに適しています。
もうひとつの珍しい点はオーバーブロウ(強く吹いて倍音を演奏すること)が使われないことで、すべての音をキーの開閉によって演奏します。
このため、どの音も均質な音色と音量となります。
半音階にも対応しており、クラシック的なハーモニーで演奏されることの多いイングランド音楽で効力を発揮します。
伝統的にはF管が用いられますが、他の楽器との合奏するにはD管が適しています。
日本での演奏者は極めて少なく、日本で手に入れることは不可能ですが、輸入代行に対応させて頂きます。
ドローンやキーの数により変動しますが10~30万円程度になります。
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