ライター:hatao
本番前に楽器が不調を起こした経験は、音楽家であれば一度はあるでしょう。私ケルトの笛のhataoも、これまでの数々の現場でトラブルに見舞われました。そんな場数を踏んで、持ち歩いていると役に立った道具たちを小さなポーチに入れて持ち歩いています。
スワブ
言うまでもなく笛吹きなら必携ですね。管楽器の演奏後の掃除に。
ワセリン
主にジョイント・グリスやコルク・グリスとして使いますが、キーパッドに空気漏れが起きた時にパッド周りに塗ることで気密を保つこともできます。
ワックスコード(ろう引き麻糸)
バグパイプやフルートやリコーダーなど、管の継ぎ目に糸を使用しているものに、継ぎ目が緩んだときに少し巻き足します。木綿糸などを使う方もいますが、ワックスが付いているので、良い感じにくっついてほどけにくいです。
瞬間接着剤
キーの裏側に貼り付けるコルク片(キー・バンパー)が外れた時に使います。 マスキングテープ(メンディングテープ) ブルタック(Blu-Tack)
粘着質で糊のつかない文房具です。本来は紙を壁に貼る時に使うのだとか。笛の筒音が高い時に筒先に貼り付けると音程を下げる効果があります。また、オカリナの音程が高い時にブレード周辺に囲いをつけると全体の音程を下げる効果があります。 クラフトナイフ
工作用の鋭利なナイフで、ダイソーで買えます。指孔を改造するときや、剥がれたコルクを削ぎ落とす時など、何かと便利です。 コルクシート
2×5 cm程度で十分です。コルクが剥がれた時に使います。 爪切り 耳栓
本番前の精神統一に。静寂が欲しい時に…。というよりも、ツアー先で快眠できるように持ち歩いています。 あと、竹笛吹きなら、割れた時に対処できるようにテグス(釣り糸)もあれば便利ですね。楽器を長くやっていると、トラブル耐性が付き多少の修理は自分でできるようになるものです。本格的な修理やメンテナンス作業は自宅で行いますが、簡単なものであれば現場で済ませます。 笛には関係ありませんが、こんなものも入れています。 有線イヤフォン ミントタブレット iPhoneの充電器とケーブル ポーチの中身を初めて公開してみました。何か新鮮なものはありましたか?
バグパイプのチャンターのチューニングに使います。高い音程の指孔にテープを貼って、少し下げるわけです。糊がべとべとしないので、剥がしても綺麗です。笛が割れた時に応急処置で気密を保つためにも使えます。
リコーダーのサミングをする時に爪が長いとうまくいかないので、持ち歩いています。旅行中に爪が切りたくなった時に、あると便利です。番外編
Bluetoothイヤフォンのバッテリー切れの際に備えて。
レッスンの時などに生徒さんに気を遣います。
電池切れは怖いですので。
ぜひみなさんの便利グッズも、教えてください。