当店で販売しているバグパイプ「どこでもパイプス」が最近、とっても人気です。
当店がバグパイプ職人の薗田徹さんと「どこでもパイプス」の開発と販売を始めて5年目になるのですが、改良に改良を重ね、どんどん実用性が向上しています。
3月からは、音量が大きな、ライブでも大活躍の「セッションモデル」が発売されました。チャンターとドローンだけのバラ売りもしています。
バグパイプから息が漏れる!?
突然ですがバグパイパーのみなさん、吹いていてシンドくないですか? もしかしたら、それ、どこかから息が漏れているかもしれませんよ!
バグパイプって空気が漏れたら、吹いても吹いてもバッグに空気がたまらず、とってもシンドいのです。
空気が入ってからチャンターやドローンに抜けるまでにいくつもの空気漏れを起こすポイントがありますから、それをしっかりとふさがないと、練習どころではありません。
チャンターやドローンやブロウパイプなど管が挿さっているところは空気が漏れていたらすぐにわかるのですが、意外と盲点なのがバッグです。
バッグは牛などの革を縫い合わせているのですが、その縫い目から空気が漏れたり、また自然素材ですから小さな毛穴から漏れることもあります。これを塞ぐお手入れがSeasoning「シーズニング」です。
実は当店で在庫していたバッグがどうやら空気漏れを起こしているようだったので、シーズニングをしました。
さあ、いよいよ重要なシーズニングの手順へ…といきたいところですが、どこでもパイプスを作っている職人の薗田徹さんのブログに、完璧に手順が書かれていますので、そちらをお読みになるのが一番です!(なんだ、それは!?)
シーズニング液は国内でもオークションなどで手に入るようなので、「バグパイプ シーズニング液」で検索してみてください。
どこでもパイパーが増えるにしたがいメンテナンスの需要も増えてくると思われるので、今後は当店としても在庫していきたいと思っています。
シーズニングをしてしっかり乾燥させたところ、以前のシンドかったバッグ操作がラクラクできるようになりました。
ぜひ皆さんも息漏れしていないか、チェックしてみてくださいね。
▲シーズニング液でバッグの穴を塞ぎます
▲バッグを日干し中……