Cup of Tea Festival in Ardara 2026:松井ゆみ子

ライター:松井ゆみ子

かわいらしい名前のトラッドミュージック・フェスに行ってきました。5月初めはアイルランドも連休で、各地イベントが目白押し。フラー関係もキックオフでコンペやワークショップがあちこちで開催され始めます。

ドニゴール・フィドルに照準を合わせたわたしは、一路Ardara(アードラ)へ向かいました。5月1日(金)はウエルカムコンサートがあったのですが満席で、ぶらぶら町を散策している途中、すてきなセッションのサウンドが漏れ聞こえてくるパブを発見。逃さず中に入ると大好きなフィドラー、マーティン・マッギンレーが演奏中!しっかり夜中1時まで聴きまくりました。

翌朝はワークショップへ。2クラスだけなので背伸びして上級クラスへ。もうひとつのクラスは、ちびちゃんとビギナーonlyだったので。先生はTara Conaghan(タラ・コナハン)チャーミング&男前な演奏をする素晴らしいフィドラーです。

Advanced クラスは初めての体験。ペースの速さに圧倒。まずTaraが課題チューンをそこそこゆっくりめに演奏し、メロディをつかんだ人が合わせて弾いていくパターンですが、みなさんほぼ即座についていくのよ。わたしはまだ7割がたしかつかめておらず置いてけぼり。

次に、4小節ごとに区切ってメロディを追う作業。わたしはここでようやく、みなさんに追いつきます。しかし、この作業が終わると即座に演奏のスピードを速めていくので、わたしはまた、おたおた(苦笑)。中級と上級クラスの違いはここか!と実感いたしました。

習ったチューンは、最初が”The Back Door” highland。Vincent Campbellでおなじみな、楽しいチューンです。

ふたつめはトミー・ピープルズの厄介なチューン”McCahill’s reel”。

次のパートに移行するタイミングがつかみにくいでしょう? 終わりの音と次に始まる音が全部、噛んでいく感じ。多くのクラスメートが難儀する中、小学生3名が軽々と弾くのよ。悔しいことに。

チューンが完全に頭と身体に入るまで1週間かかりました(苦笑)。Intermediate とAdvancedの差はここです。次に立ちはだかるのはスピードのハードル。ゆっくりなら、わたしにも弾けます。が、クラスメイトの演奏にはついていけません。先は長い。

ここで韓国滞在中のhataoさんから原稿催促のメール!一緒に送ってくださったライヴの映像をご紹介します。

hataoさんから韓国に滞在されるとうかがったときに、ドニゴールのフィドルイベントで知り合った韓国の女性フィドラーのことをお話ししたら、なんと「一緒にライヴします!」のお返事が! 音楽で世界がつながっていく実感。

知っているチューンがたくさんあって嬉しい。マズルカは楽しいので、ぜひ弾いてみてください!Jimmy Lyonsはちょうど練習中。Gusty’s Frolicsは大好きなチューンで、いつか弾けるようになりたい課題曲のひとつです。