コンサーティーナのバネを交換しました

当店でThe Curlewコンサーティーナを購入されたお客様から、買って1か月も立たないうちにボタンが戻らない不具合が出たという報告をいただきました。

これまでのようにバネやアームまわりの不調かと思い、お客様ご自身での作業をお願いしたのですが、問題はそう簡単ではありませんでした。

今回は、アームにくくってあるバネが1本、ポッキリと破断していました。

お客様から頂いた写真です。

バネが折れるケースは初めてでしたので、とりあえず私のところに楽器を送っていただきました。

折れたバネは使えず、新しいバネとの交換が必要なのですが、部品をアイルランドから取り寄せるのは費用面・時間的にも負担感があります。

そこで、日本で手に入らないかと考えたところ、ホームセンターで同じようなバネが手に入るということを調べました。

すぐに近所の割と大きなホームセンターに行き、このような商品を購入しました。

先端をプライヤーで押さえながら指で曲げて、いい感じにカットをして加工。

折れたバネがあったところに差し込んでみたところ、スムーズにアームが動き、ボタンやパッドの動作も問題がなかったようでしたので、お客様にご返送しました。

我ながら、なかなか器用です。

その後1ヶ月ほど経ちますが、今のところ問題は出ていないようです。

バネはメーカーがするように針金から自作するということもできるようですが、楽器1台を製造するならともかく、1本のバネのためにそこまでする必要はあるのかと思われるかもしれません。

その場合は、私の方法もご検討ください。

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