【ケルトの笛奏者の紹介】マイコー・ラッセル

マイコー・ラッセル

クレアのマイコー・ラッセル Micho Russell(1915-94)は、カウンティー・クレアのドゥーリン Doolin にシャン・ノース(古くからある、ゲール語の歌のスタイル)を歌う父親のもとに生まれました。

そして11歳のときに父親からティン・ホイッスルを与えられ、独学で吹き始めました。14歳で学校を卒業してからは、ずっと農場で働いていたそうです。

コンサーティーナが盛んな地元の音楽に影響を受けたスタイルは、ゆっくりと装飾音も少なく、とても繊細なものです。

1973年にティン・ホイッスルのオール・アイルランド・チャンピオンになり、様々な国で演奏をするようになりました。

マイコーはストーリーテリング(語り)や、フルートの演奏でも名手として知られていましたが、残念なことに1994年に交通事故で亡くなりました。