【ケルトの笛奏者の紹介】パディ・モロニー

パディ・モロニー

ダブリン出身のパディ・モロニー Paddy Moloney(1938-2021)は、世界的に有名なバンド、チーフテンズ the Chieftains のリーダーとしても知られ、何度も来日していました。

祖父もまたフルート奏者で、幼い頃からイリアン・パイプスを、伝説的パイパーのレオ・ロウサム Leo Rowsome に師事し、シェイマス・エニス Seamus Ennis やトミー・レックなどの古い偉大なパイパーからも音楽を教わりました。

彼はジェネレーション製のティン・ホイッスルを長年愛用しており、チーフテンズの初期メンバーであったショーン・ポッツ Seán Potts とティン・ホイッスル2本によるアルバムを発表しています。

彼の演奏はスライドやヴィブラート、トリルなどの装飾音に満ち溢れたカラフルなもので、かつ彼のキャラクターそのものの、ひょうきんさを兼ね備えています。