ライター:オンラインショップ 店長:上岡
大航海時代、なんと冒険心くすぐる響きでしょう。
「戦国時代」と「大航海時代」は、男子(もしくは歴女)たるものタイムマシンが発明されたら真っ先に行ってみたい時代のひとつに違いない、と勝手に思ってます。
先に謝っておきますが、ここからのお話の6分の5ぐらいはケルトの歴史と関係ないんだけど、イングランド女王エリザベスとスコットランド女王メアリーの永遠のライバル話を書くには、時代背景としてこの時代を知っておいた方が良い、ような気がする!
あと、個人的に興味があって調べていたのでメモ代わりに書き留めておこうと思います。
そんなわけで、豪快なケルトの歴史番外編「ざっくりした大航海時代」篇、スタートです!
第1回 「ロマンと夢と、時どき、黄金」
先にも書いたように、このシリーズの目的地はメアリ女王なんだけど、この番外編を理解するためには(ほんとは)ローマ帝国篇や、チンギス・ハーン篇、オスマン帝国篇あたりも書きたいところ。でも、さすがに「もういいです」と言われそうなので、この3つをざっくりとまとめてみました。
①ローマ帝国は大きかった
②イエス・キリストが現れた
③なんとなくキリスト教を国教にしてみた
④知らないうちにローマ帝国は滅んだ
⑤その後、東洋が勢いを増した(チンギス・ハーンなど)
⑥さらに預言者マホメットが現れて、イスラム教が大ブレイク
⑦イスラム系最強のオスマン帝国が現れた
⑧キリスト教の最終防衛ライン(現イスタンブール)でキリスト教vsイスラム教のガチンコバトル勃発
⑨当時鉄壁を誇っていたキリスト教の防衛ラインを突破される
⑩イスラム勢力拡大、キリスト大国ピンチ
まぁ、こんな感じだったんです、当時は。
見ての通り、ほとんど西洋はいいところなし。なんともパッとしない時代。
西洋がパッとしないのに、アイルランドがパッとしてるわけないじゃない、と思うでしょ?
でも島国(イングランド)を挟んだ、さらなる島国だったアイルランドは、案外安全圏だったんだ。たまには良いこともないとね。