
ライター:オンラインショップ 店長:上岡
パリの空港近くのホテルでしっかり睡眠をとった店長は、自然と早朝に目覚めました。
日本では昼に起きて、明け方に寝るのが基本の店長は、実は海外旅行の時差ボケの影響がほとんど出なくて、なんなら旅行先では超健康的なスケジュールで生活できるという、謎の体質を持っています。
今日は一旦パリに行き、それから…と、その前に、レンヌでおうちに泊まらせてくれる店長の友人の紹介をしておきます!
名前を載せるとプライバシー的にあれなんで、名前をブルターニュ太郎、通称ブル太くんにしときましょう。ブル太くんとは3〜4年ぐらい前からの知り合いで、いわゆるネット友だちです。生粋のフランス人(本人いわくブルターニュ人)ですが英語も流暢にしゃべれるので、普段の会話やビデオ電話なんかはすべて英語です。ちなみにぼくよりだいぶ若い、ナウなヤングです。
そんなブル太くんは日本の漫画、アニメが大好きで、日本語もひらがなとカタカナは読めるという日本LOVEな青年です。今回は図々しくも全泊お世話になっちゃいます。ありがとう、ブル太くん!
さて、現在はパリ(空港近く)におります。
ですが今回の目的地はパリじゃなくて、ブルターニュのレンヌです。
レンヌはブルターニュ最大の都市ですが、フランスでもそこそこ大きな町として知られています。(11番目とかに大きい、野球ならスタメンには入れないけど、サッカーなら出れる!)
ちなみにパリとレンヌは、距離的には350kmほどなので、東京ー名古屋ぐらいの距離のようです。

さて、パリの空港近く、ということはまあまあ郊外にいる店長は、まずはパリのパリっぽい中心街に向かいましょう。
たぶん、パリからレンヌには電車で行けると思うんで、そういう遠方へ行く電車が発車しそうな大きめな駅を目指します。
こう、ざっくりした予定しか立てていないのは、店長の旅行ポリシー「旅は出たとこ勝負」から来てるわけですが、もうひとつ、友人のブル太くんから「パリにあるヴィーガン専門パティスリー(お菓子屋さん)でいくつかのスイーツを買ってきてほしい」というミッションを仰せつかりました。
それはもちろん買いますとも、と言うことで、午前中の目的地はパリのパティスリー(パリパティ)なわけです。
なので、そこから近い大きめな駅っぽい駅に行こうと思い、調べたところ「リヨン」という駅がそれっぽいので、バスと地上も走る地下鉄を乗り継ぎます。
海外で最初にバスや電車に乗るのはとっても緊張しますよね!
前のコラムでもそういうことを書いていますが、店長はあれから何度か海外旅行に行く機会があり、そこそこ鍛えられました。ので、今は「どうにかなる」の精神で、とりあえず人に聞くか、乗りたいやつに乗り込んでから聞くようにしています。
旅行では右も左もわからなくてアワアワしたり、ごたついて恥ずかしい思いをしたくないので、たくさん下調べしたりすることがあると思いますが、「誰だって最初は初心者なんじゃい!」という気持ちを忘れず、思ってたのと違うかったら謝って正しいやり方を教えてもらう、もし待たせたりして迷惑をかけちゃったら、そのあとで「ごめんなさいねー、ほんともう、お恥ずかしいですわ、うふふふ」みたいにちゃんと他のみなさんに謝ってから、機嫌よく過ごす、ということにしてます。
旅行をしてると気づけますが、世の中、いい人はたくさんいますので、困ってる時に初心者感を隠さずにいると、いろんな人が助けてくれます。その時に教えてもらえる情報は、旅行の最後まで役立つことが多いので、店長はその辺は他力本願モードに振り切っております。
みなさんも言葉の壁なんて気にせず、あと、初心者になることを恥ずかしがらず、なりふり構わず質問したら、割とすぐに正しい方法を学べたりしますよ!(常に初心者モードを全開にするのは良くないので、そのことは機会があれば別で書かせていただきます)
唐突にケルトネタ「現在のパリに最初に住み着いたのは陸ケルトさん」
アイルランドやスコットランドに住んでいる「島ケルト」のみなさんとは違い、ヨーロッパ大陸に広く住まわれていた「陸ケルト」さん。そんな陸ケルトの一部族がブルターニュに住んでいた、という話を書きましたが、実は最初に現在のパリ界隈に定着した民族も陸ケルトの「パリシイ」族だと言われてるそうです。
今では世界屈指の名都市になっていますが、紀元前3世紀ごろのパリは、当然ながらエッフェル塔も凱旋門もございませんから、あるのは大きな川(現在のセーヌ川)と、ぬめっとした沼地だけ。そんなところでも魚が獲れるし住めるやないかい!ってことで、パリシイのみなさんが住み始めたと言われてます。(沼ケルト!)
こういう話を始めると必ず登場するのがローマ帝国ですが、当然ながらこちらの沼地もしっかり占領されました。ただ、元々そこに住んでた沼ケルトのみなさんは、ペーンッと弾かれたわけではなく、ローマ帝国の作ったルールのもと、一緒に暮らしていたそうです。
