今日は地元の野球チーム「シカゴ・カブス」の観戦！
ただ、店長は野球大好きですが、ギターのお兄さんは「野球ってボールを棒で打つやつでしたっけ」的な感じなので、1日それだけに付き合わせてしまったら申し訳ない！
ということで、その界隈にあるあらかじめ行きたかったと言う有名なギターショップにも寄れるようなプランを組み込みます。（なんかごめんね）
さて、電車で球場に移動するわけですが、店長がぼーっとしすぎていて乗る線を完全に間違えたので、途中からバス移動。
外国で初めてバスを利用するのっていつだって緊張するんだけど、こっちゃプレイボールの時間もあって切羽詰まっていたし、テンションだけでシカゴのバス初体験できたのはよかったかな。
バスを降りてテクテク並木道を歩いていると、徐々に本当に美しくて立派な球場（リグレーフィールドと言います、メジャーで2番目に古い球場なんですよ）が現れるもんだから、興奮度が一気に上昇しました。
さて、ぼくはシカゴ初日にカブスのユニフォーム買ってますから（店長は旅先でプロチームのジャージを買うのが好きで、てかそれもあるので服なんてほぼ持っていかない）すっかりただのカブスファン、そしてこのまごう事なき日本人フェイスがふたり並んでるので、みんなから声をかけられるわけです。なぜかって？
その前に少しだけ予習ネタ。
ダルビッシュ有さん、ご存知ですか？男前な野球選手で、とってもすごいピッチャーなんです。
たくさん活躍をして、すごい大金をもらってシカゴ・カブスに入団したんですが、なんか怪我があったりで目も当てられない結果を重ねたあげく、怪我人リスト（試合には出られない）に入ってそのままシーズンを終えるわけですから、「最高額の不良物件」「超大型失敗補強」みたいなイジられ方をしていた時だったんですね。
そんな状況でひょっこり現れたカブスファンの日本人店長をカブスファンが見逃すわけはありません。
とにかく誰かと目が会うたびに「ヘイ兄弟、君は日本人かい？」「そうだよ」「おいおい、ダルビッシュはどうなってんだいww」みたいなちょっとしたネタがそこかしこで巻き起こります。
もちろんちょっとした挨拶としての会話で、ぼくらに敵意があったり怒っている人なんて皆無なので「もうほんとごめんなさいねー」「彼はやったらできる子なんです、ほんとに」なんてジョークで返していきました。（ちなみにこの現象は球場限定ではなく、シカゴにいる間は結構巻き起こります。なぜって？それは店長がカブスのユニフォーム着てるからだね）
プレイボール後はとにかくゲームをフル満喫。
もちろんギターのお兄さんにも楽しんで欲しいから、ルールの説明とか、こういうことがあったら盛り上がるんだよなんてことをしゃべりながら、いい感じで得点を重ねて快勝！
アメリカにしては高めの価格設定のホットドッグに法外の値段のコーラ（ありえないぐらい巨大）を買って、7回には「私を野球に連れてって」を熱唱（歌詞はうろ覚え）、とにかく楽しく過ごしました。
ただ、彼の行きたいギター屋さんの閉店時間が迫ってきたので、試合終了前だったけど、すっごい快勝の試合展開だったのと、こんなに付き合ってもらっているんで、周りのおじさんやご家族に「じゃあねー、ダルビッシュはんのことはほんま堪忍やで」なんて言いながら球場を後にします。
ギター屋さんは、さっき間違えて降りた駅のすぐ近くにあったので、同じバスの反対方向行きに乗ったらサクッと到着。
とっても綺麗で広々したギター屋さんで、思う存分見てもらってる間、ぼくは楽器屋さんの作りとか管理の仕方とか、ディスプレイの仕方で参考になることがないか、まじまじと、まるで何かの監査官のように店内をチェックしていくのでした。