【第9回:4日目 ちゃんとしたバーベキューとジャズ・バー】アメリカ・カナダとケルトのこじつけ旅行記

さて、ギターのお兄さんに「お昼食べたいものある?」と聞いたところ「なんでも大丈夫ですよ」ということだったので、道端で「キューバンサンド」って書いてるポスターを見つけたので、その店を探し出し突入です。

ずっとぼくが先導してたら、お兄さんがひとりで何かしないといけなくなった時に困るかなとも思ったので、ぼくが先に注文したあとに(アメリカのこの手のお店は全部サブウェイみたいに、順々に色々聞かれるのでちょびっと難易度が高め)、誰が何を聞いてくるか、どういう答え方のオプションがあるのかを伝授した後、ひとりで買ってきてもらいました。

こうして、お互い自力で買ったサンドウィッチを、高層ビルの合間の外で食べるオープンで清々しい感じと、時折ホームレスの御仁がお金を求めに来る、少し考えさせる文化感までをセットで味わってもらいまして、観光は続きます。

店長がやってみたかったのは「シカゴのダウンタウンの大きな建造物を川から眺めましょうクルーズ」

こちらは動画かなんかでちらっとお見せできると思うので省略しますが、有名なトウモロコシみたいな駐車場ビルとか、割と最近までアメリカで1番高いビルとして有名だったカクカクしたビルとか、あとは伝統的に民主党寄りのイリノイ州にあって堂々たるトランプタワーとか、まぁシカゴの高層ビル群を堪能しました。

ただね、このあたりのアメリカはちょい異常気象と言われるぐらい気温が高くて、特にギターのお兄さんがヘロヘロになってしまいました。(普段は屋内にしか生息していないのに意外とたくましい店長)

そのあとの予定としてはアイリッシュパブと、ジャズ・バーのはしごの予定だったんですが、どうもお兄さんの調子が本格的に良くなさそうなので、あと、基本ぼくの決めたコースしか回っていないので、ここはジャズ・バーを優先。

あやうく、「未成年ボーイズ、IDがなけりゃ入れないよ」なんて言われちゃいましたが、スられることを前提に行動している2人はパスポートなんて持ち歩いてませんから、店長が適当に交渉して(ふたりともお酒飲まないし、夜遅くなる前に帰るからノープロブレム)中に入れてもらいました。

こちらでは、店長が昔から食べたかった「ちゃんとしたバーベキュー(あの12時間ぐらいお肉を焼くテキサスとかのこだわりのやーつ)」を注文して、ジャズの生演奏に酔いしれました。

いいもん食って、いい音楽聴いて、でもまぁ15キロぐらい歩いてるから、いい感じなんじゃないかしら、なんて思いながら、今日という素敵な1日が終わりました。