当店で販売しているフランス・Gilles Lehart製作のアイリッシュ・フルートはコルクがかなりしっかりとした作りで、何年使ってもヘタることがありません。
一方でコルクがきつすぎて入らない、抜けなくなったなどのご報告も寄せられています。
そのようなトラブルが起きた時は、無理に使い続けずにコルクのフィッティング調整をしてみてください。
用意するもの
- 紙やすり(粗いもの、中くらいの目のもの) 2cm x 4cmくらい各1枚
- ビニルテープ適量
手順
(1)やすりで木部に傷がつかないようにするために、養生テープを貼ります。
フルートを分解した状態で、やすりがけをするコルクの周りにビニルテープを巻いてください。(写真1)
▲写真1
(2)やすりがけをします。
フルートの長い部品であれば、(写真2)のように自分の胸に片方の端を当てると安定します。
▲写真2
やすりがけは細長いやすりをコルクに巻きフルートを回しながらかけることもできますが、コツがいるので部分ごとに掛けてもよいです。
全体に均等にやすりをかけましょう。
(3)ある程度やすりをかけたら、養生テープをはがしてフィッティングを試してください。
削りすぎるとジョイントが緩くなってしまうので、何度もフィッティングしながらちょうどよい固さに調整してください。
(4)コルクグリスなど潤滑剤を塗布しましょう。
以上です。
この程度の調整でしたら楽器店に持ち込んでお金を払う必要はありませんので、一度お試しください。