ライター:hatao
当店ではケルト音楽で使われるあらゆる楽器を世界各地のメーカーや職人さんから輸入して販売しています。
その取引先は10カ国以上。最近は新しいメーカーとの取引も増えて、輸入業務はますます忙しくなってきています。
輸入業ってどんなお仕事? そんな疑問を持つ方も多いことでしょう。
今回は、そんなお仕事のひとコマをご紹介します。
ケルトの笛屋さんの輸入業務は、仕入先の選定からすべて代表のhataoが担当しています。
hataoは自宅で輸入業務をしており、商品の届け先は通常は倉庫ですが、今回の商品は新商品ということで、届け先をhataoの自宅事務所に指定しました。
秋の爽やかなとある日、7時頃に起床、YouTubeをスマホで見ながら朝食を摂ります。
いつもはだいたいこんな朝食です。
朝食を済ませたらラジオ体操 → ストレッチ → 近所を早足でウォーキングで30分ほど運動をするのが日課。
その後は掃除・洗濯などの家事をしたり、語学勉強や読書をしたりとゆっくり過ごして、9時半頃から仕事を始めます。
自宅を事務所にすると通勤時間と費用がかからず、家事との両立もでき、食事も自炊ができるので最高です。
私は独身ですが、ご家族がいる方には家庭の時間も取れるので特におすすめしたい働き方です。
午前中、郵便局から国際貨物が到着しました。
予め時間指定をしており、どこから何が届くかは把握してあります。
消費税を受取時に支払うこともあるので現金はいつも多めに用意してあります。
今日はアイルランドからアコーディオンとコンサーティーナが合計3台、2箱で届きました。
ウォーキングしたままのジャージ姿で受け取ります。
着替える必要がないのも自宅勤務の良い点。
カッターナイフを使って楽器を傷つけないように開封します。
税金の申告に必要な輸入書類が箱に貼り付けてあるので、取り外して保管します。
開けました。今回はコンサーティーナです。
いつも初めての楽器と出会うときはドキドキしますね。大好きな瞬間です。
きちんと梱包されていますね。
すべて箱から取り出しました。嬉しそう。
検品です。すべての音がきちんと出るか? 楽器にダメージはないか? この楽器にはどんな特徴があるのか? などを調べます。
写真撮影。今回は松尾店長が担当し、画像処理もしてくれます。
メーカーに問題なく商品を受け取ったことを報告します。
同時に楽器の仕様に関する疑問点を伝え、次回のオーダーを出します。
このように英語で毎日やりとりしていますが、簡潔明快な文章であることが重要なので、難しいボキャブラリーは必要ありません。
なお、取引先が中国の場合は中国語、韓国の場合は韓国語でやりとりしています。
この後はスタッフそれぞれで分担します。
私は原価計算と価格決め、商品紹介文の作成。
松尾店長が撮影した写真を上岡店長がホームページに掲載して販売ページを作ります。
各実店舗の店長は商品を在庫登録し、陳列して販売をします。
今回は商品の受け取りだけをレポートしましたが、1つの商品について、他にも発注や送金、試奏ビデオを撮ったり、運指表を作ったり、メンテナンスしたりといろいろな仕事が発生します。
そんな当店の裏側のことも、またリポートしてまいります。