ライター:hatao
2025年7月31日〜8月12日までの約2週間、中国でアイルランド音楽の演奏旅行をしてきました。
中国へはコロナ禍以前は度々訪れていましたが、今回は実に7年ぶりの旅行となりました。きっかけは、昨年11月にスウェーデンに行く中国国際航空機の乗り換えで北京に一泊だけ寄った際に、パブセッションで再会した中国の友人との交友が復活したことでした。北京には少なくないアイルランド音楽の愛好家がおり毎月セッションを開催しているのですが、中でも一番実力のある数名がたびたび雲南省への演奏旅行をしていると言うので、それならぜひ同行したい!と思ったのです。
今回の旅行では、私のほかに日本からアメリカ人フィドラーのAdam Russell、中国からは寧波のフィドル奏者ピーター、北京からフルートのJaylin Chu、バウロン&バンジョーのシャオリン、途中ウクレレのスプライトの3名で、合計男6人でのツアーとなりました。
私たち日本のメンバーは中国への往復航空券を予約したものの、中国のホテルや列車の予約は他の外国のようには簡単には行きません。ライブ会場のブッキングを含めてすべて中国側に任せておきました。直前になるまで旅程がはっきりしなかったのですが、中国人に任せておいて悪い目に遭ったことがないので、安心して待ちました。
結果的に、重慶→成都→大理→昆明の4都市でライブとセッションを開催、毎日レンタカーや列車での大移動を繰り返しつつ、地元のアイルランド音楽家の方たちと交流する充実の旅となりました。7年前に訪れた重慶の旧友と再会したり、憧れだった雲南省を観光したり、旅行も満喫。もちろん美味しいものや珍しいものをたくさん食べましたよ。また、重慶のSF的な夜景を見たり、レンタル電動バイクや自動運転車に乗ったり、Alipayによるキャッシュレスの快適さを実感したりと近未来を感じる体験もできました。
初日の重慶でのライブの様子を1セットだけ公開しています。なかなか良いですよ!
中国では今年から日本人の入国制限が緩和され、行きやすくなりました。今後はさらに頻繁に中国に通って、交流を深めたいと思っています。