バウロンの音を守るために:ドラムヘッドのケアとメンテナンス入門


出典 https://blog.mcneelamusic.com/

アイルランドの楽器メーカーMcNeelaが公開しているブログの中から、バウロンのメンテナンス方法について解説している記事を許可を得て翻訳しました。

原文:Top Tips To Care For Your Bodhran Drum Head

バウロンの音を守るために:ドラムヘッドのケアとメンテナンス入門

打楽器というと、丈夫で頑丈な楽器というイメージを持たれがちですが、アイリッシュ・フレームドラムであるバウロンに関しては、その逆と言えます。バウロンは、見た目や音を最高の状態に保つために、特別なケアとメンテナンスが欠かせない楽器です。中でも、最も扱いが難しく、気を遣う必要があるのがドラムヘッドです。

バウロンの中で最もケアが大変な部分ですが、きちんと手入れをしてあげれば、何年にもわたって素晴らしい音楽を奏でる助けになってくれます。では、なぜドラムヘッドはそれほど特別なのでしょうか?その理由を見ていきましょう。

バウロンは何で作られているのか?

バウロンのドラムヘッドは、特別な処理が施されたヤギ皮でできており、それを円形の木製フレームに張り、縁の部分で固定しています。

このように、木材と動物の皮という素材を組み合わせているため、バウロンは温度や湿度の変化に非常に影響を受けやすい楽器なのです。


出典 https://blog.mcneelamusic.com/

天候はドラムにどんな影響を与えるのか?

乾燥した天候では、ヤギ皮が締まりすぎてしまい、弱く金属的(キンキンした)な音になりがちです。この状態で演奏するのは危険で、皮が過度に張っていると、ティッパー(ビーター)によって皮が割れたり、裂けたりする恐れがあります。一方で、湿度の高い天候ではその逆の影響が出ます。

皮が柔らかくなりすぎてしまい、ヘッドが緩んでベコベコした状態になることがあります。これも音に悪影響を与え、音色が深くなりすぎてこもった、輪郭のないサウンドになってしまいます。結果として、クリアな低音の響きが失われてしまうのです。

理想的なのは、適度な気温と湿度の環境でバウロンを使用することです。しかし、天候そのものはコントロールできません。そこで次に、あなたのアイリッシュ・バウロンを良好なコンディションに保つためにできることを紹介します。

バウロン・ドラムヘッドのメンテナンス・ヒント

きちんと手入れされた楽器が、より良い音を生み出すのは言うまでもありません。それはバウロンのヤギ皮ヘッドも同じです。質の高い演奏を続けるために、経験豊富なバウロン製作者による以下のアドバイスを参考にしてください。

バウロンの皮のケア方法

バウロンのドラムヘッドを最適にケアしたいなら、Drum Diddly Bodhrán Creamがまさに救世主です。使い方はとても簡単で、少量を指先に取り、円を描くように大きな動きで皮に揉み込むだけ。そのまま一晩置いて浸透させ、翌日に柔らかい布で皮を拭き取ります。こうすることで、余分なクリームを取り除き、ドラムが適切に乾くのを助けてくれます。なお、乾燥した地域に住んでいる場合は、少なくとも月に1回はケアを行うのがおすすめです。一方で、湿度の高い地域では皮にそれほど水分を与える必要がないため、メンテナンスの間隔を長めに取っても問題ありません。

適切なバウロンのケア方法についてはこちら


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チューナブル・バウロンを選ぶべき?

結論から言うと、はい、選ぶべきです。チューナブル・バウロンには、内部にチューニングシステムが搭載されており、ドラムヘッドの張り具合を調整するのに非常に役立ちます。これにより、音色・演奏性・レスポンスをより細かくコントロールできるようになります。

アイリッシュ・フォーク音楽の伴奏に本気で取り組みたいミュージシャンにとって、この現代的なバウロンは欠かせない存在です。特に、アイリッシュ・トラディショナル・ミュージックのセッションに参加したい方にとって、チューナブル・バウロンは非常に便利で、常にベストなコンディションの音を保つことができます。