そう、フィドルです。
「これ、どうみてもヴァイオリンじゃね?」と思われる方もいると思います。
まったくその通り、実はヴァイオリンなのです。
でもフィドルって呼ぶんです。
古くは1600年代にはすでにアイルランドでフィドルを演奏していたという記録も残っているそうです。
アイルランド音楽の歴史ではハープ、イリアンパイプスのブームが去った頃、フィドルが盛り上がったんだそうです。
さらに、このフィドルの演奏スタイルには、地域ごとで様々なものが存在しているようで、ドニゴール、クレア、ケリー、東ゴールウェイ、アントゥリムにはそれぞれかなり特徴的なスタイルがあるそうです=装飾法が違うんですって。
右手で or 左手で or 弓でetc、なんかこう、こちゃこちゃっと違うようなので、詳しくはお近くのフィドル奏者に今度尋ねてみて下さい。
ちなみに、クラシック音楽家はヴァイオリン、伝統音楽の演奏家はフィドルと呼び分けていると言われています。
パブなどでのセッションでも目にする機会の多い楽器ですので、ぜひパブへ足を運んで確認してみましょう!