アイルランドでは、1月6日の公現祭(東方の三賢者が幼子イエスを見つけたことを記念した日)も祝日となっていて、クリスマスや聖ステファノの日と同じように祝われます。
クリスマスから近いお祝いということもあって、アイルランドでは公現祭のことを「リトル・クリスマス」と呼んだりするんですが、もうひとつ「女性のクリスマス」という呼び方でも有名なんです。
クリスマス・イブからはじまって、ずいぶんたくさんのイベントが年末年始に集まっているアイルランドでは、お母さん、奥さんは休む間がありません。
そこで、この公現祭の日は、家族の女性たちは一切家事をしなくてよくなり、男連中だけでお掃除・洗濯・食事の用意をしなさいよ、という風習があるんだそうです。
公現祭も立派な祝日ですから、ちゃんとした晩餐を用意しないといけないので、男たちは大慌てな1日になりそうです。
そして、女性たちはそんな男連中のことはほっておいて、お友達同士で集まり、ケーキを食べながらおしゃべりしたり、スパに行ったり、至福の1日を過ごすそうです。(帰ったらご馳走もあるはずですし〜)
まぁ、現在では、女の人が家事を休めるという風習だけが残っていて、外食で済ませる家庭も多いそうですが。
なんとなく、日本の「おせち料理」と発想が似ていますね。
年末年始の家事周りの忙しさは、世界共通ということでしょうか。