【ストリーミングで見つけたケルト&北欧トラッド系音楽 vol.14】Jiggy “Hypernova”


出典 Amazon Music Unlimited – Jiggy

ライター:hatao

ケルトの笛のhataoが、Amazon Musicで見つけた興味深いケルト&北欧トラッドをご紹介する連載。

新譜・旧譜問わず、良いなと思ったものを選びます。

Jiggy “Hypernova”

第14回目はアイルランドのクラブ・バンドJiggyの2020年の作品“Hypernova”です。

Jiggyは、アイルランド音楽にヒップホップ、インドの打楽器、ラップ、DJ、ドラムキットなどを加えた「クラブで踊れる」アイルランド音楽がコンセプト。伝統音楽のフレーズや色々な音楽の素材をコラージュした手法で作られています。

アイルランド音楽奏者としては、実力のあるバンド「スライド Slide」のメンバーでもあるフルート奏者エーモン・デ・バラEamonn De Barraが参加しています。

CDはこれまでに2017年の“Translate”と2020年の“Hypernova”の2枚を発表しており、それぞれメンバーが異なりますが、主要メンバーは以下です。

  • Eamonn Galldubh – Pipes & Whistle
  • Eamonn De Barra – Flute / vocals
  • Aoife Kelly – Fiddle / vocals
  • Robbie Harris – Bodhrán & Percussion
  • Koushik Chandrashekar – Indian Percussion / vocals

アイルランド音楽としてレベルが高いのはもちろんですが、普段はDJやラップに親しんでいる若い世代にアイルランド音楽の魅力を伝える意味においても、興味深いプロジェクトでしょう。PVも、とても凝っていて面白いのでぜひチェックしてみてください。


Jiggyはグローバル・ケイリーGLOBAL CÉILÍ FOR UNICEF(ユニセフのための世界のダンス・フェス)というプロジェクトを行っています。これは、楽器演奏や踊りのビデオを彼らに送信することで、Jiggyのビデオとして編集し、そのビデオに参加することで、ユニセフへの寄付を募ることを目的としています。

https://www.jiggy.ie/globalc%C3%A9il%C3%AD

公式ホームページ
https://www.jiggy.ie/